私はもうすぐ4歳になる長女と、1歳になる次女がいる2児のママです。長女が3歳すぎのころ「爪の皮を剥く」という、親としては困った癖が出始めました。いくら「やめなさい」と言ったところで、子どもですからなかなかやめられず……。しかし4歳になった現在はすっかり癖が治り、まったく爪を触らなくなりました。「どうしたらこの癖をやめられるだろう」と私なりに考えた対処法をご紹介します。
次女が生まれたあとに長女の癖が出始めた
長女の爪いじりに気付いたのは、次女が生まれて間もないころでした。最初は私もあまり気にしていなかったのですが、とうとう長女の爪の皮が大きく剥がれるレベルまでに。爪皮むきがやめられないところまでに達して「このままではマズい」と思ったことがきっかけで、長女の癖をやめさせようと決意したのです。
まずは長女の爪皮むきを発見したとき、「やめよう」と声かけしてみました。最初は長女も慌ててやめるのですが、数時間後にはまた爪皮むきをしている始末でした。
ママ友も、私と同じく悩んでいた
やはり単なる「やめて」といった声かけは、長女に対してはあまり効きませんでした。そんな癖で悩んでいる最中に、長女と同年代の子を持つママ友とランチをする機会があり、思い切って長女の爪いじり癖について相談してみることにしたのです。
するとママ友も、実は同じく3歳の子どもが指しゃぶりをやめられずに大変困っているという事実を知りました。そしてママ友は「指しゃぶりは精神安定のようなものだと専門家から言われたから、今は様子をみている」といったお話も聞くことができました。
むやみに癖をやめさせないことに
ママ友の貴重なお話を聞いて、家に帰ってもう一度考え直してみた私。長女の爪いじり癖が出たのは次女を出産後のことなので、もしかすると長女なりに次女が生まれたことで環境が変化し、ストレスが出てきているのかも?と捉えることができました。そして、むやみに「やめなさい」と言うのはやめることにしてみました。
しかし、ただ単に「ほったらかしにする」のはよくないと思ったので、長女が爪をいじる場面を目撃したら「爪を触っているね。気になるのだったら絆創膏を貼ってもいいけど、どうする?」といった感じで、あくまで「爪いじりには気付いているけど、むやみにやめさせない」といったスタンスで接することにしてみたのです。
そうした作戦が功を奏したのか、長女の爪いじりはいつの間にか消えて「私、最近爪を触っていないでしょ、もう卒業したんだ」と、まさかの卒業宣言までしてくれて、私も長女の成長を感じました。爪いじりをしてしまうのにはどういった背景があるのか、親なりに理解を示して焦らず見守っていることを伝えれば、自然に卒業するのだなと感じた瞬間です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/マメ美
監修/助産師REIKO
著者:黒井夢乃
二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。