産院に電話するも入院はまだ
陣痛が始まってから最初の産院への電話で、もう少し自宅で様子を見るように言われた私ですが、陣痛の間隔は8分、7分とだんだん短くなっていきました。
私の状態を見た母親がもう一度産院に電話するよう促してきました。そこで、もう一度電話をしたところ、私の声が元気そうだからか自宅待機との判断。もう少し自宅で頑張るように言われました。
便意を感じてトイレに行くものの出ない
自宅待機を伝えられてからしばらくすると、私は便意を感じ始めました。ところがトイレに行くものの出ません。「なかなか出ない……」と、15分くらいトイレに滞在しているうちに、どんどん陣痛の間隔が狭まってきました。
気が付けば陣痛の間隔は5分。それとともに出血も増えていきました。そして、そのとき、便意の正体は赤ちゃんの影響であることを知ったのです。想像以上にお産の進行が早く、急いで産院に電話をしました。
便意は「いきみ感」として出てくることも
私が産院へ到着したときには、ひとりで歩ける状態ではなく、助産師さんのフォローを受けながら階段をのぼりました。診察すると子宮口は全開大。即分娩台でお産になりました。慌ただしいお産でしたが、赤ちゃんが無事に生まれてきてくれたので結果オーライです。
助産師さんに便意があった話をすると、子宮口が全開大になる前ごろに出てくる「いきみ感」だと言っていました。赤ちゃんの頭で腸が圧迫されるので、便意を感じやすくなるのだとか。陣痛が始まってから排便したいと思ってトイレに入っても、出ないようなら切り上げるように言われました。
一方で、本当に排便したい場合もあると思いますので、基本的に便意を我慢する必要はないと感じます。ただ、私のようなケースもあるので要注意です。心配な方は早めに排便を済ませておくと安心ですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
作画/はたこ
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著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。