いよいよ出産が近付いてきたとき、呼吸法を産院で教わりました。今日は、私が出産のときに取り入れた呼吸法と、その呼吸法を忘れてしまったときのエピソードを紹介します。
出産のときに取り入れたのは「ラマーズ法」
「ヒッヒッフー」で有名なラマーズ法や、イメージトレーニングをしながらゆっくり息を吐くことを基本としたソフロロジー法、中国の気功を取り入れたリーブ法など、出産のときの呼吸法といってもさまざまなものがあると聞いていた私。
そんな私が産院で教わり、実際に取り入れた呼吸法は「ラマーズ法」でした。陣痛の痛みがまだ強くないときは鼻からゆっくりと息を吸い、フーッと口からゆっくり息を吐くことを意識しました。おなかに手をあてて「一緒に頑張ろうね」と赤ちゃんに話しかけながら。
痛みが少し強くなってきたら鼻から息を吸い、短めにヒッ、長めにフーと吐き出しました。陣痛の痛みが強くなってきてからは、その波に合わせてヒッヒッと短く息を吐き、フーと長く吐く呼吸にチェンジしました。
呼吸法がわからなくなってしまったけれど…
いよいよ分娩台に移動し、陣痛の間隔が1分になったとき、なんと私は呼吸法をすっかり忘れてしまいました。
すると、すかさず助産師さんが陣痛の波に合わせて「2回深呼吸をして、3回目で息を止めていきんで!」と指示をしてくれました。いきみをやめるよう言われたら、ハッハッハと早く短い呼吸にチェンジ。赤ちゃんの頭が出てきた(と聞いた)ときは全身の力を抜く感じでフーフーとゆっくり呼吸しました。赤ちゃんの産声を聞いた瞬間、陣痛の痛みは忘れていました。
呼吸法はお産を乗り切るときの手助けのひとつ。最後はうまくできませんでしたが、助産師さんという心強い存在がそばにいてくれて本当に助かりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。