出産について調べているときに知った「会陰切開」という言葉。切るのも怖いけど裂けるのも痛そう。少しでも会陰を守る方法はないかと思い、妊娠中に会陰マッサージをしました。そして出産に臨みましたが、結局会陰切開をしました。ここでは私がおこなっていた会陰マッサージと会陰切開の体験談をお話しします。
会陰切開という言葉を知ったとき
私は初めての妊娠でいろいろと調べているときに、会陰切開のことを知りました。出産を経験した方に聞いてみると、誰もが知っている言葉でした。そして、わりと多くの方が会陰切開を経験しているということにかなり驚いたのです。
会陰切開のイメージは「怖い!」のひと言。本やネットを見て予防法を真剣に探しました。そして、妊娠中からできる会陰マッサージというものを試してみることに。
会陰マッサージを試してみる
本で紹介されていた会陰マッサージを試しました。念のためかかりつけの産院で聞いてみると、おこなっても問題ないと言われました。妊娠8カ月を過ぎたころから、市販のカレンデュラオイルを使ってお風呂上りに会陰をマッサージすることに。頻度は1日1回毎日おこないました。
自己流でおこなっていたので、本当に効果的にできていたかはわかりません。ただ、毎日、会陰をマッサージすることで会陰切開への恐怖を減らすことができました。
会陰切開をすることに!
実際の出産では、私は難産で陣痛の痛みがあまりにつらく、「早く生まれてきて!」と願うばかりでした。大きめの赤ちゃんだったので、先生が「裂けないように少し切ります」と言ったので、私はすぐに了承しました。切られた感触はありましたが、痛みや恐怖はまったく感じませんでした。
会陰切開よりも赤ちゃんを産み出すことと、陣痛に耐えることに必死だったのだと思います。産後も3日くらいは会陰部の痛みがありましたが、痛み止めは必要ない程度でした。
妊娠中に会陰マッサージをしていたものの、結果として会陰切開をしました。しかし、会陰マッサージをしていたおかげで、恐怖心を少なくできたと思います。実際に会陰切開を体験しましたが、赤ちゃんを産むことに必死でほとんど痛みを感じませんでした。会陰の痛みがさほど気らなかったのは、赤ちゃんに会えた喜びのほうがはるかに大きかったからだと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:山下 ひいこ
一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。