結婚して3年目、普段から重めだった生理痛がだんだんひどくなりました。病院をはしごしても、結果は「生理痛が重くなっただけ」。でも、本当に……? 不妊の原因はこんなところに潜んでいました。
しばらくして震えが治まったので、夫を起こして「何かおかしいから明日病院へ連れてって!」と言い、痛みに耐えながら横になりました。
(この時点で救急車呼べば良かったんですが…!)
翌朝、大学病院の内科を受診。待合室で待っていると、通りかかったスタッフに声をかけられました。私の顔色があまりにも悪かったので、そのままベッドに案内され横になって診察を待つことに。
「大袈裟でイヤだなぁ」なんて思っていたら先生が来て、私のおなかを触診。指で軽く押された瞬間「痛い!」と言ったそのあと、あれよあれよと言う間に車椅子に乗せられ、産婦人科へ運ばれ、血液検査やエコー検査をこなしました。
そして、先生から告げられたのは「破裂してますね」の衝撃な一言…! 「両側チョコレートのう胞」という診断でした。
子宮内膜症の1つで、本来生理のときに剥がれ落ちる組織が卵巣の中にできてしまい、それがどんどん増えていって卵巣が破裂したとのことでした。「前回受診したときに、小さなのう胞があったみたいだね。とりあえず入院して、手術しましょう」と……。結果、手術は無事に終わりました。
普段から生理痛が重いと痛みに慣れてしまって我慢しがちですが、「おかしい」と思う感覚はやはり信じていいんだなと、この時思いました。子宮内膜症が原因で子どもをなかなか授からないという現実や、子宮内膜症はずっと経過をみていかなければ再発しやすいという怖さもありますが、手術後に生理痛は驚くほどラクになりました。
原案/シマダの嫁さん
作画/まっふ