わが子は赤ちゃんのころ、大泣きをして失神したことがあります。この症状、「泣き入りひきつけ」と呼ばれているのだそうです。今回は「泣き入りひきつけ」を起こしたわが子を前にパニックになってしまったときの体験談をお伝えします。
赤ちゃんが大泣きしていると思ったら…
下の子がおすわりできるようになったころ、お姉ちゃんの持っている物がどうしても欲しくて、下の子が大泣きしてしまいました。もともと気性が激しい子だったのですが、かなり激しく泣いているうちに突然過呼吸のような状態になり、さらには失神してしまったのです!
それを見ていた私はびっくりしてパニック! わが子の名前を呼び続けました。呼びかけていると目を開けたのですが、ボーっとしている状態。病院に連れて行こうかとも考えましたが、しばらくするといつもと変わらず元気だったので様子を見ることにしました。
健診で「泣き入りひきつけ」だと知る
その後、また同じように大泣きして失神。そのときもすぐに元気になったのですが、2度も失神したことから、さすがに心配になりました。ちょうど保健所の集団健診があったので、その際に医師に相談してみると「泣き入りひきつけ」という症状だと知りました。
「泣き入りひきつけ」は、大泣きすることで一時的に脳に行く酸素が減り、けいれんや失神を引き起こすというものだと聞きました。脳が未発達のために、生後半年から2歳くらいまでの子どもに起き、大きくなるにつれてなくなっていくそう。実際にわが子の場合も、失神してしまったのは2度だけでした。
「泣き入りひきつけ」を起こしたら…
赤ちゃんが失神した姿を見ると、どうしてもパニックになりがちです。私の場合もパニックになり、赤ちゃんを抱き起こして、大きな声で名前を呼び続けました。
しかし、泣き入りひきつけを起こした場合、揺すったり刺激を与えたりしないで、と医師からは言われました。多くの場合は短い時間で失神やけいれんが治まるそうなので、子どもの衣服を緩め、横にして安静にさせてあげることが大切とのことでした。
以上、わが子が泣き入りひきつけでパニックになってしまった体験談をお伝えしました。みなさんは子どもの泣き入りひきつけを経験したことはありますか? 小さい子どもには起こり得ることなので、知っておいて損はないと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
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イラスト:(c)chicchimama
著者:石原みどり
知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。