教員になって初めての夏。水泳指導をしているときに生理が来てしまいました。そのときの先輩教員のやさしさにじーんと来た体験談をお伝えします。
生理痛の痛みをこらえて小学生に水泳指導
大学を卒業して、念願の小学校の教員になりました。小学校の夏には水泳指導がつきものなのですが、ちょうど水泳指導の日、運悪く生理が来てしまった私。体調は最悪でした。
しかもその日は水泳指導が授業でもあり、放課後の部活でもありました。なんとか授業は終えたものの、放課後の部活の指導のときは生理痛がピークに。あまりの痛さにロッカールームでしゃがみ込んでいると、一つ上の水泳部主任の先輩が声をかけてくれました。
教員1年目の私に先輩の気遣いが身に染みて…
先輩に生理だと伝えると、「つらいよね」といたわってくれました。そして、私が普段生理痛がひどいときに飲んでいる市販薬を先輩も偶然持っていて、その薬を譲ってくれました。
私は教員になって1年目としていろいろと気を張っていたところに、生理痛が……。そんなつらい状況だったので、先輩の気遣いがとてもうれしくて少し泣いてしまいました。譲ってくれた薬を飲むと気持ちが軽くなり、そのおかげでなんとか指導を無事に終えることができました。
生理痛で苦しむ人に気遣いできる人になりたい!
次の年、私は先輩から水泳部の主任を任され、夏の水泳大会では見事な成績を収めることができました。
当時は自分のことで精一杯だったのですが、一つ年上の先輩も2年目でまだまだ大変なことも多いのに、後輩への気遣いができてすごいと思いました。私も後輩だけではなく、生理痛で苦しんでいる人への気遣いができるようになりたいと思いました。個人差もあり、なかなか理解されない痛みかもしれませんが、私のように誰かの一言で気持ちがラクになる人が増えてほしいと思います。
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文/東山 愛