私が24歳のときにふと自分の左胸に違和感を覚え、しこりがあることに気づきました。とても不安だったのですぐに乳腺外科に行って診てもらったところ、良性の腫瘍である「乳腺繊維線種」だとわかりました。特に手術は必要なく、念のため1年に1回くらいは定期的に診察しましょうということになり、ひと安心。その後結婚をした私が、そろそろ子どもも欲しいな……と思い始めたころの話です。
えっ? しこり…私、まさか乳がん!?
24歳のある日、お風呂に入っていた私はふと鏡で自分の姿を見たところ、なんとなく左胸に違和感を覚えました。触ってみると脇の下あたりに小さなしこりが! 指で触るとツルツルと動いて痛みもないのですが、発見したとたん「乳がん!?」と不安で仕方なく、涙が止まりませんでした。
すぐに乳腺外科を受診して検査を受けた結果、医師から「乳腺繊維線種」という良性の小さなしこりで問題ないと言われ、ひと安心。ただ念のため1年に1回程度の経過観察をすることになりました。
そろそろ子どもも欲しいけど不安…
私は25歳で結婚。その後の診察で医師から、「子どもができて授乳するようになったら、乳腺炎になりやすかったり、授乳しづらかったりする可能性もある」と言われました。診察のときに手術をしておいてもいいかもという話も出たため、少しでも私の妊娠中の不安がなくなるならと思い、家族とも相談して手術を決断。
医師から手術は入院も必要なくすぐに終わるとのことで、流れや注意事項などの説明を受け、日程も決まり、あとは手術の日を迎えるだけでした。
手術数日前に妊娠判明! 手術はどうする?
手術まであと数日というところで、妊娠検査薬で私の妊娠が判明! 慌てて乳腺外科に妊娠したことを連絡、産婦人科の初診でも乳腺繊維線種の手術が決まっていることを説明しました。産婦人科の判断で、手術は安定期に入ってからでもできると言われ延期しましたが、私は初めての妊娠でただでさえ不安……。
そのため手術自体を出産後、落ち着いてからすることにしました。あれから3年経ち2人目も出産。私は手術をしていませんが、授乳に問題なく乳腺炎にもなっていません。
最初に左胸のしこりに気づいたとき、私は不安で仕方なくかなり落ち込みました。しかし、しこりに気づいてすぐに乳腺外科で診察を受けておいてよかったと思います。結果的には緊急を要するものではなく、現在もまだ手術はしていません。自分や家族のために、今後も定期的に診察を受けて健康な毎日を過ごしたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:小松潤子
2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。