21歳のときのこと。当時付き合っていた彼氏はひとり暮らし。アルバイト先で知り合い、彼氏の家はバイト先から徒歩10分ほどで近かったため、よく泊まりに行っていました。
寝入ってからしばらくすると、玄関先が騒がしくなり、目が覚めました。「彼氏が帰って来たのかな」とまた寝ようとすると、玄関先から、明らかに彼氏ではない声が聞こえてきます。
完全に目を覚まして玄関を見ると、彼氏がなぜか救急隊の方と話をしています。私が起きたことに気づくと、彼氏は泣きながら「あぁ、よかった……」とだけ言いました。そして救急隊の人も帰って行きました。
彼氏に聞いたところ、家に帰るとベッドが血だらけになっていたので、彼氏はなにか事故があったのだと思ったようです。
私の生理の経血量が多すぎて、ナプキンから溢れてようなのですが、彼氏は生理だとわからず、私に話しかけても返事が無かったので、慌てて救急車を呼んだ、ということでした。
原案/松井 こう
作画/まっふ