1歳の誕生日が近付くと、生クリームたっぷりのケーキで赤ちゃんの誕生日をお祝いしたいと考えるパパやママたちも多くなりますね。大人にとって生クリームたっぷりのケーキはおいしいと感じますが、赤ちゃんはいつごろから食べることができるのでしょうか?
生クリームは2種類ある
生クリームには、動物性と植物性の2種類があります。動物性の生クリームの原料は牛乳。植物性の生クリームは、植物性の油脂などからできています。
動物性の生クリームには、赤ちゃんにとって消化吸収のいい乳脂肪分がたっぷり含まれています。スープなどに入れるとクリーミーで風味がよくなりますが、牛乳と同じように生クリームをたっぷり使った料理を赤ちゃんに食べさせるのはNG!
乳脂肪分が多いため、バターと同じような油脂類として料理に使うこと。赤ちゃんが食べる離乳食には、少量なら生クリームを加えることができます。
赤ちゃんはいつから生クリームが食べられる?
動物性の生クリームは、牛乳のアレルギーがなければ、モグモグ期(7〜8カ月)ごろから食べることができます。スープや和え物のコク出しとして、少量からスタートしましょう。
一方、植物性の生クリームには、さまざまな油脂類や添加物が含まれています。離乳食を食べている期間中、赤ちゃんが食べる必要はありません。
赤ちゃんが生クリームを食べるときの注意点
1:まずは牛乳アレルギーをチェック!
生クリームも牛乳からできています。まず赤ちゃんに牛乳のアレルギーがあるかを確かめてから、生クリームを食べさせるかどうかを判断しましょう。
2:生クリームを使うときは賞味期限をチェック!
牛乳と同じように生クリームにも賞味期限があります。離乳食で使うときは日付を確かめて、できるだけ新しいものを使うようにしましょう。
3:1歳のケーキは赤ちゃんが食べられる食材で
市販のケーキには、砂糖も多く含まれています。1歳になり、赤ちゃんが食べられる食材は増えても、まだ大人と同じ味付けのものを同じ量だけ食べることはできません。1歳のバースデーケーキは、赤ちゃんが食べられる食材のものでお祝いをしましょう。
乳脂肪分が多い生クリームは、バターと同じような油脂類として考えます。生クリームの量も、バターと同じように赤ちゃんの成長発達とあわせながら調整していきましょう。
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。