「おちんちん痛い!」と言いだした長男
夫の帰りが遅いわが家では、私が4歳の長男・2歳の長女と一緒にお風呂に入っていました。はじめは私が体を洗ってあげていましたが、4歳になったころから長男は自分で体を洗うように……。最初はきちんと洗えているか心配で、私が仕上げに洗い直してあげていました。
しかし長男が自分で体を洗うことに慣れてくると、安心して任せっきりに。私はなんとなく洗えているんだろうな……と思っていました。ところがある日、長男が「おちんちん痛い!」と言い始めたのです。
性器の先端が赤く腫れあがり…!
長男が「おちんちん痛い!」と訴えてすぐに、下着を脱がせて確認しました。すると、長男の性器の先端が赤く腫れあがっていたのです。男の子の性器が腫れるところを初めて見た私は驚き、あたふたするばかり……。
何科を受診すればいいのかもわからず、とりあえず近所の小児科に駆け込みました。
小児科に着くと、受診は小児科で大丈夫とのことでひと安心。そして、バイキンが入ったことによる亀頭包皮炎(きとうほうひえん)と診断されました。
小児科でアドバイスを受け…
小児科では抗生剤と塗り薬が処方され、やさしく洗うようアドバイスを受けました。きちんと洗えていなかったり、汚れた手で性器を触ってしまうことが原因だそうです。
長男によると「きちんと洗っていないかも」とのことだったので、お風呂場でもっと見てあげていたらよかったなと後悔……。それから、男の子の性器トラブルについてきちんと知っておくべきだったと思いました。処方された薬のおかげで、腫れと痛みは数日で引きました。
長男の性器トラブルを体験して、異性親である私も男の子特有の病気・トラブルを理解しておく必要性を感じました。それから、同性親である夫のことをもっと頼ろうと思いました。性器についてわからないことがあったら、夫に相談してもいいと長男には伝えています。夫婦で協力し合っていこうと実感した出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/マメ美
監修/助産師REIKO
著者:河津明香
2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。