「小さくてかわいい子どもの姿をいつまでも覚えていたい!」と思い、写真や動画はできるだけ撮ってきたつもりでした。でもあとから見返してみると、「0歳のときにもっと動画を撮っておけばよかったな」と後悔しています。今回は特に「撮っておけばよかった」と思うシーン3つを紹介したいと思います。
新生児期の動画
新生児は大きく動いたり、声を出したりもしないし……と当時は感じており、写真しか撮りませんでした。産後は赤ちゃんのお世話だけで精一杯で、動画を撮る余裕もなかったのです。でも、数十秒程度の短いものでもいいから動画で撮っておけばよかったとあとから激しく後悔しています。
新生児期は本当に一瞬。足をバタバタする様子、あくび、おっぱいを欲しがり口を動かすところなど、そのときにしか見られない動作や表情が多く、今になって「また見たいな」と思います。自分で撮る余裕がなかったのであれば、夫や母に頼んでおけばよかったです。
泣いている動画
子どもが泣いているときは慌てたり心配したりで、動画を撮ろうという発想には至りませんでした。でも、赤ちゃんにとっては泣くことも日常。緊急性がないとわかったときに、一回ぐらい泣いているところを撮ればよかったです。
泣き方も成長とともにどんどんと変わってきます。いつからか顔を真っ赤にして泣かなくなりました。いつからか泣き声も大きくなりました。今ならフニャフニャと泣く様子を愛おしいと感じるだろうなと思います。
じょうずにハイハイしている動画
ずりばいができるようになったころの動画はたくさんあります。でも、じょうずにハイハイしている動画は1つもありません。じょうずにハイハイできるようになったころには、ハイハイに見慣れて、今度はつたい歩きする様子を必死で撮影していたのです。
ハイハイは期間限定で、歩けるようになるともうハイハイしなくなってしまうということを忘れていました。ハイハイでじょうずに家中を動き回る様子を撮っておけばよかったです。
わが家では動画はビデオカメラではなく、スマホで撮影しています。見返したり保存したりするのがラクなためです。動画の長さは大体20秒程度、長くて1分半ぐらいです。お気に入りの動画はそのままスマホに保存しておき、子どもたちが寝たあとや育児がつらいときなどに見返しています。見返していると、子どもの成長を感じ、また頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
著者:小川恵子
5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。