私には2人息子がいます。2人とも共通して幼児期に「ママ、おちんちんが痛い……」と言ってきたことがあり、むいてあげたほうがいいのか悩んだ経験があります。特に、長男に関しては私がママになって初めてのことでしたので、むくことが良いのか悩み、陰部が痛いと言われたときはドキッとしました。長男が陰部の痛みを引き起こした原因や、実際におこなってきた対処法などについてお話ししていきたいと思います。
長男が陰部が痛いと言ったのはいつから?
私は3人の男の子を育てている姉から「男の子の陰部はむいて洗ってあげたほうがいいよ」と教えてもらい、長男が2歳ごろにむこうとしました。ですが長男はすごく痛がり、それを見た夫が「無理やりしたらダメだ! 自然に任せたほうがいいんだ」と怒ったため、私はむくのをやめることに。
しかし、長男が4歳ごろの暑さが続く夏だったと思いますが、陰部を気にしていると思ったら「ママ、なんか痛いんだよね……」と言ってきたのです。私は慌てて陰部を見ると、先の周囲が赤くただれていて、炎症を起こしていました。
陰部がただれた原因になったものは…
私は感染などを起こしていては嫌だなと思い、小児科を受診しました。先生によると、洗い残しによる汚れや汗で蒸れることなどでただれてしまうこともあるとのこと。
長男の陰部をむいていないことが原因なのか先生に尋ねると、「炎症を起こすことを繰り返さなければ清潔にしてあげるだけで大丈夫じゃないかな」と言われ、抗生物質の軟膏を処方してもらいました。
陰部がただれないようにしたこと
長男の陰部のただれは抗生物質の軟膏ですぐに良くなりました。ですが、陰部は皮膚と皮膚が接触し、汗をかく部分なので繰り返すかもしれないと感じ、息子たち自身でも陰部を洗えるように、泡タイプのボディソープに変えて、手でやさしく洗うようにと教えました。
兄弟で陰部の形にやや違いがあり、次男は長男より陰部の皮部分のたるみやシワがあったので、たるんでいる部分を皮膚と皮膚がくっつかないところまでのばして、洗うように。また、長男はポリエステル100%の下着だと陰部を含め全体的に「チクチクする」と言って掻いてしまうため、綿100%か、綿が数%でも入っている素材の下着を選ぶようにしました。
息子たちの陰部をむくことは、本人たちが痛がるのでできませんでした。無理やりむかなくても、清潔にしてあげることで炎症を防ぐことができており、また、息子に陰部をきれいにすることを教えることで意識して洗えるようになりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/おんたま
監修/助産師REIKO
著者:古谷きょうこ
2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。