意外と多い!? 0歳~幼児期に感染しやすいアタマジラミに注意!!

2020/07/27 17:25
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幼稚園や保育園などの集団生活を送る場所では、定期的にアタマジラミが流行しています。子どもの頭に白く小さいポツポツしたものが複数見つかったら、それはアタマジラミの卵かもしれません。もし子どもの頭に発生しても、適切に対処するようにしましょう。
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アタマジラミは夏場のプールの時期によく発生しやすいとされています。プールの水を介してはうつりませんが、衣類を介してうつるほか、タオルの貸し借りなども感染しやすくなります。ほかにも、頭と頭をくっつける頭皮の接触をはじめ、クシや帽子などの共有からも感染しやすいため注意が必要です。

 

激しいかゆみに注意! 頭皮の血を吸うアタマジラミとは…!?

髪の毛アップ

 

アタマジラミは頭皮から人の血を吸い、かゆみや湿疹などを発生させます。感染症などの病気を起こすことはありませんが、強いかゆみが生じるため、かきむしってしまうととびひになってしまう恐れがあります。特に0~11歳の子どもの間で発生することが多いので、保育園や幼稚園、小学校などの子どもがいるご家庭では注意が必要です。


また、アタマジラミの成虫の場合は、動き回るので見つけるのが難しいです。大きさとしては、2~4mm大くらいで黒灰色または茶色をしています。一方で成虫が産んだ卵は髪の毛に付着しているので見つけやすいです。大きさは0.5~1mmくらいで光沢のある乳白色の楕円形です。毛髪の根元近く(毛根から5~10mmくらいのところ)にしっかりと付着しているので、つまみ取ろうとしてもなかなか取れません。後頭部や側頭部に好発すると言われていますが、髪の毛ならどこにでも見られます。

 

アタマジラミの予防法や対処法とは…?

子ども クエスチョン

 

アタマジラミの予防法と対処法は下記のとおりです。

 

予防法

●頭皮を清潔な状態に保つため、毎日しっかり洗髪する

後頭部や生え際は特にしっかりと洗います。

 

●お友達同士で帽子やクシ、タオルの貸し借りはおこなわない

自分のものは自分だけで使うようにしましょう。

 

●髪の毛を洗った後は、毎回ドライヤーでしっかりと乾かす

生え際などもしっかりと温風で乾かすと良いです。

 

●集団でお昼寝をする際は、ほかの子と頭がくっつきすぎないように気を付ける

お友達と距離が近いときは少し離れるように心がけましょう。

 

対処法

●毎日しっかりと洗髪する

卵が髪の毛にくっついている場合は洗髪程度では除去することができませんが、1週間ぐらいで孵化するので、毎日しっかりと髪を洗うことが大切です。

 

●細かい目のクシで髪の毛をしっかりとかす

髪の毛をとかしていて、アタマジラミの卵がクシについたらティッシュなどに取り、捨てましょう。インターネットなどでもアタマジラミ専用の目の細かいクシが売っているので、手軽に購入することができます。

 

●卵がついている髪をカットする

髪の毛に卵がついているのを見つけたら、根本からハサミでカットすることでシラミの卵を取り除くことができます。卵がたくさんあると大変ですが、できる範囲でカットしましょう。

 

●市販の薬剤シャンプーを使用する

アタマジラミの駆除薬として使えながらも、人に対しては安全性が高いスミスリンシャンプーを使うと効果的です。ただ、卵には効かず、幼虫と成虫にしか効果がないため、卵が孵化した頃を狙って、3日に1回のスミスリンシャンプーを5回ほど繰り返すことが勧められています。

 

●医療機関に相談

皮膚科医にできるだけ早めに相談しましょう。

 

また、アタマジラミの幼虫や成虫、卵は熱に弱いのが特徴です。感染している子どもの衣類や使用したタオルは60度以上のお湯に5分以上つけてから洗濯するようにしてください。乾燥機やアイロンを使うのも効果的です。ほかにも、ベッドやソファ、床などは特にこまめに掃除機をかけるようにしてください。

 

子どもが感染したら家族間でも気を付けよう!

子どもがアタマジラミに感染した場合、家族間でもうつってしまう可能性があります。そのため、タオルや下着、クシ、シーツなどは共用しないようにします。また、すでに感染している場合もあるので、しっかりと家族全員の頭をチェックすると良いでしょう。

 

アタマジラミは、季節に関係なく一年を通して感染が報告されていますが、特に夏場の感染が多いと言われています。アタマジラミは長い髪が大好きなので、髪の毛は短ければ短い方が治癒を早めることができます。そのため、アタマジラミに感染してしまったら、できるだけ短く髪をカットするのも有効な手段と言えます。

 

 

監修者

医師 馬場 直子 先生

神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授


1983年滋賀医科大学医学部卒業、1994年横浜市立大学皮膚科講師を経て、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、2015年より横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会専門医。専門分野は小児アトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚感染症など小児皮膚科学全般。



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