「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は妊婦さんにまつわるジンクスに関するご質問です。
Q.焼肉を食べると陣痛が来るというジンクスが怖いです
お祝いごとがあるので夫と焼肉を食べに行きたいのですが、焼肉を食べると陣痛が来るというジンクスが怖いです。まだ妊娠30週なので早産になってしまうし、やめたほうがいいですか?
宮川めぐみ助産師からの回答
焼肉を食べに行くと陣痛が来るということジンクスは、あくまでもジンクスになります。医学的な根拠もありませんので、安心して食べに行ってきてくださいね。お祝い事ということなので、楽しんできていただくといいと思いますよ。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
臨月に焼肉を食べると陣痛が来るって本当?
臨月に焼肉を食べると陣痛が起こるというジンクスがあります。焼肉のほかにも、オロナミンCを飲む、カレーを食べるなど食べ物にまつわるジンクスがありますが、これらにはまったく医学的根拠はありません。
早く陣痛が起きてほしいからと言って、飲みすぎや食べすぎは禁物です。母子ともに健康状態が悪化することに繋がるので、バランスのとれた食事や適度な運動を心がけましょう。
妊娠中に焼肉を食べるときの注意点
●焼き方
食中毒や感染症を防ぐためには、レア肉は避け、肉をしっかり焼く必要があります。また、時間制の食べ放題コースの場合、短時間でより多くの肉を食べようとしてしまい、加熱が不十分な肉を食べてしまう可能性があります。慌てて焼かず、1枚ずつじっくりと火を通しましょう。
また、お肉を皿から取る箸(トング)と、網から取り皿や口に持っていく箸(トング)は必ず使い分けるようにしましょう。網の上の肉をひっくり返すときも注意が必要です。トングを一度網で加熱してから肉を裏返すようにしましょう。
●カロリー
私たちが普段必要とするエネルギー量(カロリー)は、生活強度や年齢によって異なります。妊娠するとおなかの中の赤ちゃんにも栄養を届けなければいけなくなるため、必要なエネルギー量が増えますが、妊娠の時期によってそれも異なります。また、妊娠中の適切な体重増加量も人によってそれぞれなので、今、自分がどのくらいのカロリーが必要なのか、把握していると安心です。
肉の種類によってもカロリーが異なりますので、カロリーが気になる方は赤身系の肉を食べるようにしましょう。肉をよく焼くことで余計な脂が落ちます。しっかり火を通すようにしましょう。また、焼肉のたれではなく、レモンでさっぱりといただくのもカロリーダウンにつながります。
●キムチなどのサイドメニューは?
キムチなど刺激があるものは、妊娠する前からも問題なく食べているようなら妊娠中も問題ありません。ただし、舌がヒリヒリするような辛すぎる食べ物は内臓への刺激が強いため、胃もたれや胃炎の原因になり、下痢などの症状を引き起こすことがあります。一度にたくさんの量を食べることは避け、適量にしましょう。
また、味付けの濃いメニューは塩分が多く含まれているものもあります。すると主食であるご飯なども一緒に食べ過ぎることにもつながります。また、塩分の摂り過ぎは、むくみや妊娠高血圧症候群を引き起こす原因にもなりますので、辛さと塩分を確認してから食べるようにしましょう。
※参考:基礎知識(妊娠中)「妊婦も焼肉を食べて大丈夫?食べる際の注意点と陣痛のジンクスについて」【監修者:助産師 REIKO】
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