保育園選びで最初に考えたい選択肢が、認可保育園にするか認可外保育園にするか。よく耳にしますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか?
大切なわが子を預けるわけですからイメージに惑わされず、事前にしっかりと検討しておきたいところです。今回は、保育園の種類による違いを探ります!
認可保育園ってどんなところ?
認可保育園とは、児童福祉法に基づき、国や自治体(市町村)が認可している保育園のことをいいます。
共働きや保護者が病気などの理由で保育をできない場合に、子どもを保育することを目的としています。認可に際しての基準は、保育士の人数、施設の設備、保育内容などさまざま。保育時間は7時半~18時と決められていますが、中には延長保育に対応してくれるところもあります。
これらの基準を満たしている保育園のみ、認可保育園として運営することができるんです。保育園の待機児童が社会問題となっている中「認可保育園の入園は狭き門」といわれている地域も多いのが現状です。
じゃあ認可外保育園ってどんなところ?
認可外保育園はその名の通り、認可保育園のように国の児童福祉法に基づく認可を受けていない保育園のことをいいます。
中には、都道府県独自の認可基準を設けている「認証保育園」と呼ばれているところもあります。認可外保育園は両親の就労状況や疾病など家庭的事情に関係なく、入園を申し込めるのが最大の特徴です。
保育料は国の補助を受けている認可保育園に比べると高額になる施設が多く、1人当たり月5万円~7万円程度かかります。
国から認可を受けていない=危ない、というイメージを持たれがちの認可外保育園。その反面、認可外だからこそできる質の高い保育を実施していることで、人気の園もあるんです。また、個々のニーズに対して柔軟に対応してくれるケースもあります。
認可・認可外、それぞれのメリットは?
認可保育園と認可外保育園、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか?認可保育園の最大のメリットは、国が定めている基準を満たしているという安心感。そして、比較的保育料が安いという点です。
一方、認可外保育園のメリットは、保護者の経済状況に関係なく入園できること。また、延長保育や夜間保育、休日保育など、保育園ごとに独自のサービスが充実していることです。
お子さまが病気の時にも預かってくれるという、病児保育もおこなっている園も!どちらが良いかは、それぞれのご家庭のライフスタイルによって異なります。園の特徴をよくリサーチしておきましょう!
認可保育園と認可外保育園の特徴は異なりますが、どちらが良いかは一概にいえません。一番大切なのは、ご夫婦の希望やライフスタイルに合った保育園を見つけること!そのためにも、保育園の特徴やサービスをしっかりとチェックしてくださいね!
(TEXT:津田 玲)