妊娠したことに気付かなかったほど、つわりがなかった妊娠初期。長女を妊娠しているときはつわりがありましたが、次女のときはつわりがなく、とてもラクでした。ただ元気な分、反対に困ることもあったんです……。
つわりがなかった妊娠初期
次女を妊娠したときのことです。当時、私は生理不順だったこともあり、生理がこないことをあまり気にしていませんでした。長女を妊娠したときにあったつわりの症状もなく、妊娠だとは思っていなかったのです。さすがに、こんなに生理がこないのはおかしいという段階で検査をしてみると、すでに妊娠3カ月でした。
その後もほとんど体調に変わりはなく、普段の生活に支障がなかったので、今まで通り、買い物で荷物を持ったり長女を連れて出かけたりしていました。
元気なのに休む自分に罪悪感
つわりがないこと自体はとてもラクでしたが、そんな私の元気な様子を見て、夫や同居している夫の家族も安心し、手助けや用事を頼みにくい状況でした。逆に「休んでいたらダラけていると思われるのでは……」と気になり、長女のお昼寝のときに一緒に横になる自分にすら罪悪感を覚えていました。
赤ちゃんがいるという自覚を持つこと
そんなとき、妊婦健診でつわりのない私の生活について話をすると、助産師さんに「いくら元気に動けていても、おなかの中では赤ちゃんが成長しているということを自覚してください」と少しきつめに指導を受けました。私のようにつわりのない人は、周りに頼りにくい状況になり、ついつい無理をしてしまうことが多いんだそうです。
私は家族に「つわりがなくて元気だけど、おなかの中の赤ちゃんのためにも無理はできない」という話をして、それからは重い荷物は夫にお願いし、家事も休み休みするように心がけました。周りの協力のおかげで、大事な妊娠初期を無事に過ごすことができました。
つわりがないといつも通りの生活ができるので、ラクな反面、周りからの手助けも借りにくくなりました。それでも、おなかの中には大事な赤ちゃんがいます。無理のない妊娠生活を心がけたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/sawawa
監修/助産師REIKO
著者:深田よう子
三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。