ある日、4歳の娘が急に「上の前歯がグラグラする」と言い始め、とても驚き焦りました。抜歯方法に悩み、小児歯科探しに大慌て。いざ小児歯科へ行くと、予想もしていなかった「過剰歯が生えてきている」という診断結果でした……。
4歳なのに歯がグラグラする
娘が「歯がグラグラする」と突然言い出しました。グラグラするという上の歯を触ってみても、そのときは特にグラグラする様子はありませんでした。
それから数日後、幼稚園へお迎えに行くと、担任の先生から「娘さんの歯がグラグラしています」と報告を受けました。実際に見てみると確かに上の前歯がグラグラしています。
先生からは「保育中に転んだり顔を打ったりしたことはないと思うのですが……」と言われ、私も送迎前までにそのようなことはなかったと伝えると、「気になるようでしたら、歯科を受診されたほうが良いかもしれません」とアドバイスを受けました。
抜歯方法に悩んだ結果…
幼稚園ではあまりじっくり見られなかったので、帰宅後に手洗いを済ませたあと、娘の顔を上に向かせてしっかり口を開けさせ、グラグラする歯のところを見ました。すると、その歯の生え際に小さく白い突起物が見えたのです!
「新しい歯だ!」と思い、その夜に夫へ相談。私も夫も幼少期に抜けそうな歯があると、両親に糸で抜歯してもらっていました。そのため抜歯方法は、自然に抜けるのを待つか、親(私か夫)が糸で抜くか、歯科へ行くか……この3つの選択肢で迷いました。
翌朝、娘が「歯がグラグラして朝食を食べづらい」と言い、自分たちでじょうずに抜いてあげる自信もなかったので、小児歯科へ行くことにしました。
小児歯科を受診するのは、娘が1歳半のときにフッ素を塗ってもらったきり。虫歯もなかったので定期的に通うこともしておらず、治療をしてもらうかかりつけの小児歯科がありませんでした。いろいろ調べた結果、1歳半のときに行った近所の小児歯科へ行くことにしました。
レントゲンを撮ったら歯が多かった!
小児歯科へ予約して行くと、「抜歯する際はレントゲンを撮る必要がある」と言われました。口内を診たあとにレントゲンを撮ってもらうと、「白い突起物は永久歯ではなく、過剰歯」と歯科医から言われました。
過剰歯とは字の通り余分な歯で、上の前歯の間にできる例が最も多いようです。また、余分な歯があるせいで歯並びが悪くなる可能性があるとのこと。娘も上の前歯の左側のところに生えてきていましたが、レントゲンを見ると永久歯の前歯の間から斜めに生えているようでした。さらに過剰歯があるために、下の永久歯に比べてかなり歯並びが悪くなっていました。
診察の結果、この日はグラグラしている乳歯を抜き、さらに過剰歯は経過観察をしつつ歯が半分出てきたら抜くことになりました。乳歯は、歯の上の歯茎を消毒したのちに麻酔の注射を打ち、抜歯しました。麻酔を打たれるときが特に痛かったようで、麻酔が効き始めて歯を抜く際には痛くなかったようです。
まさか4歳で歯が抜けそうになるとは思っておらず、さらに次に生えてきているのが過剰歯なんて……と驚きの連続でした。自己判断をして自分たちで抜歯せず、小児歯科で診てもらってよかったです。過剰歯の経過観察をしつつ、小児歯科の先生と相談しながら永久歯の歯並びも気をつけ見守りたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/sawawa
監修/助産師REIKO
著者:寺田梓
地方在住で、幼稚園へ通う4歳の娘を育てる母。フリーランスの編集・ライターとして在宅勤務をしている。