私は以前「生理痛はみんな当たり前にあって、生理になったら、みんな普通に痛み止めを飲むもの」そう思っていました。そして、その痛みを我慢することも、当たり前だと思っていました。「生理痛は当たり前のことじゃない」ということは、病気がわかってから知りました。
検査の結果は、重度の子宮内膜症でした。
私としては「まぁ問題はないだろう」と気軽に受けた診察だったのに、診察室の空気は途端に変わり、精密検査や手術、不妊についての話が立て続けにありました。
話が急すぎて他人事のようで、医師からのお話を聞いているときは、私は平然とできていました。でも、帰宅して落ち着くと、大泣き……。
しばらくは、仕事も上の空で「不妊なんて親になんて話そうか」「夫とは別れようか」と毎日考えていました。そんな私に夫は私にこう話してくれました。
私は、生理痛があるのが当たり前と思って、痛み止めを飲んで、我慢もたくさんしていました。でも、それは普通のことではなく、生理痛は病気を疑うシグナルでした。
子宮内膜症の人は増えていると聞きます。痛いということは体のシグナル。今の自分、将来のためにも、体のシグナルに目を向けることが大切だと感じています。今の私は、毎日が楽しく、幸せです!
原案/ふじありさん
作画/まっふ