こんにちは。今年2月にネットで話題になった「保育園落ちた日本死ね」というタイトルのブログを知っていますでしょうか?女性の活躍推進や待機児童問題の解消が叫ばれる中、保育所の入園選考にもれた母親が率直な心境をつづったことで注目を浴びました。今さらですが、この内容について他のママたちはどう思っているのでしょうか?
ママたちは怒ってます!
結果を見るとママたちの怒りが伺えます。これだけ直接的な言葉と内容でありながら、半数近くのママが「共感する」と回答。さらにいうと「共感しない」は16.7%と少数派。誰がなんと言おうと、当事者のママたちは怒っています!
やっぱりひどすぎる!!
実際にママたちのアツい声を聞いてみましょう。
◼︎育児休業期間が1年だけの会社だとやはり核家庭家族だと共働きで子育ては保育所に入れないと難しい。その気持ちも理解はできると思うから。
◼︎少子化は国家の一大事にもかかわらず、国は育児世帯に大した政策をしていないように思うから。一時的なばらまきは要らないので若い家族が安心して子育てできる国づくりをもっと真剣に考えて欲しいです。
◼︎言い方がどうかと思う所はありますが、逆に“日本死ね!”くらいの方が、インパクトあってみんなの目にとまり、今の現状を考える要因になったと思う。保育園の入所審査基準も考え直す必要もある。子供が増えなければ、これからの日本はもっと厳しくなることももっと理解すべき。特に子育てが終わった世代など、保育園作るの反対!って酷すぎる‼‼
◼︎言葉は汚いが、言っている事はごもっとも。まじめに税金を払っている事がバカらしく思えてくる。そして、お金と権力絡みの事件が多すぎる。
◼︎子育てするのにお金はいる、税金も高い、だから働きたい、なのに保育園に入れないのはおかしい
◼︎育児休暇中からの仕事復帰でスムーズにいかないと、せっかく就いていた職を辞めないといけない状況になるのですから、自分の人生が変わってしまうと思います。
◼︎実際に保育園に入れないから。 1年半待機児童。 働きたいから保育園に入れたいのに 働きだしてからじゃないと保育園に入れない。少子化って言うけど、子どもを作っても預かってくれる場がないと子どもは作れない。働かないと食べさせていけないのに…本当に腹立つ!
◼︎働き先がある人が入れなくて辞めるのに、女性の社会進出とかふざけていると思う
共感できないという人も、内容というよりは直接的な「死ね」という言葉がひっかかっているよう。また、なんとも言えないという人は「このブログを書いた人がどれくらい保活をしたのかわからない」「地域にもよるからなんとも言えない」という意見もありました。でも、そもそも保活しなきゃ入れない保育園っていうのがおかしくありませんか?どこに住んでいても小学校や中学校には行けるのに、どうしてママが頑張って就活のように保活をしなければならないのでしょう。
ママたちが抱える保育園事情
というのも、ママたちは出産という大変な偉業を行ったあと、生まれたばかりの赤ちゃんの育児を行いながら、保育園に入れないかもしれないという不安を抱えています。会社には「いつから復帰ができますか?」と聞かれ、区役所には「今入れる保育園はありません」と言われる。もちろん保育園に入ることができずに退職することになる人もいます。
今、働いてないママも働きたい!
さらに浮き彫りになったのは潜在的待機児童の存在。もし保育園に入れたら仕事をしたいと考えている人は70%と先ほどよりも増えたことがわかります。にもかかわらず、待機児童は減らず、保育園予定地の周りでは建設反対運動が行われたり、公園の一部を保育園にするといえば住民から反対の声が上がる。これでは国と日本人の多くは、女性に子どもを産まずに、産んだら仕事をやめろと言っているのと同じではないでしょうか。
声を上げなければ何もかわりません。理不尽だと思うことや不満はもっと世の中にぶつけてもいいのではと思います。ママたちが声を上げることで変わることもあるかもしれません。(TEXT:サトウヨシコ)