さまざまな種類の冷凍焼き鳥がそろう業務スーパーですが、味が付いていない、付属のたれが付いていないものがほとんど。この「炭火焼とり もも串」は最初からたれにからめてあるのもいいんです。
1本27円!小ぶりなサイズなのも食べやすい
先にも書きましたが、業務スーパーにはいくつかの冷凍焼き鳥が売られています。でも、たれがからめてあるのはこれだけ! だから買うときに注意してくださいね。間違えるとなんの味付けもされていない鶏肉がただ串打ちされているだけのものが入っているので、家に帰ってから塩をまぶしたり、たれを買ってきてからめなければならず大変です。
実は1度失敗して味付けなしの焼き鳥を買ってしまい、自分でたれをからめて焼く大変さを身をもって経験しています。自分でたれをからめてもどんどんたれが流れていってしまい、うまく全体にからまず……最終的にうっすーいすっとぼけた味の焼き鳥になってしまいました!
「炭火焼とり もも串」(1380円)は、業務スーパーにしてはめずらしい1000円超えの商品。普段安い価格設定に慣れ過ぎていて、最初「高ッ!」と驚きましたが50本も入っているのだし、味付けも済んでいるのだからお得か、と思い購入。
しかも、これが買ってみると便利で便利で……。電子レンジ調理(耐熱皿に移してラップをし、5本あたり500Wの場合約3分加熱)もOKなので、ちょっとおかずが足りないときやおやつにさっとチンして出したりしていると、50本なんてあっという間になくなってしまうんです。ビールのアテにも最高! ちなみに私はお弁当のおかずとしても使います。
親しみがあって食べやすい味がいい!
中には小ぶりな焼き鳥がズラーッ! この“小ぶり感”がおやつにいいですし、お弁当箱にも入りやすいサイズなんです。
味付けは砂糖、みりん、しょうゆの和風だれ。これもオーソドックスで誰もが親しみあって食べやすい味。しかもかなりの甘めだれなので、子どもたちも喜びます。私は焼き上がりに七味や山椒、黒こしょうをパラリ。ちょっと大人味になってこれまたおいしいんです。肉質もやわらかく、串ばなれがいい……。これで1本27円は“アリ”だと思います!
私は串から外すなんて手間は面倒なのでしませんが、串から外して“焼き鳥丼”にしても絶対においしいはずです。
フライパンや炭火で焼くとおいしさ爆上げ!
急いでいるときは電子レンジ調理でもいいですが、時間があるときは、ぜひ“ガス火調理”を! おいしさが電子レンジで作ったものとは全然違うんですね~。ガス火調理にも2つの方法があります。
1つ目はフライパン調理。テフロン加工のフライパンに凍った焼き鳥を並べ、弱火にかけます。ここで焦って中火や強火にしてはダメ! 弱火でジワジワまず解凍するんです。いい感じに解凍されてきたらちょっと火を強くして両面、焦げ目が付くくらいまで焼けば完成。この“焦げ目”がまたおいしさの秘密です。
そしてもう1つの調理法は、よく100円ショップやスーパーに売っている“餅焼き網”を使う方法。あの白いセラミック加工がされた網がついた焼き網のことです。こうした焼き網のパッケージには必ずと言っていいほど“遠赤外線の力でふっくらおいしく”と謳われていますよね。まさにその遠赤外線の効果でやっすい焼き鳥が極上焼き鳥に変身。やわらかさはそのままに、うそみたいに香ばしく仕上がります。
この網さえあれば、わざわざ火を起こして炭火焼にする必要もなし! この方法で焼くと1人10本は軽く食べてしまうので、4人家族のわが家は1度に40本なくなります(笑)。
もちろん魚焼きグリルを使う方法もありますが、串が燃えてしまうので1本1本アルミホイルでくるまなければならず……私は面倒なのでやりません。
“本物の炭火”で焼いてもおいしいに決まっていますから、BBQのときにはぜひこの「炭火焼とり もも串」もラインナップに入れてあげてください。
いかがでしたか、業務スーパーの“50本入り焼き鳥”。最初はその数に怯えていましたが、小ぶりなサイズとおいしさで50本などあっという間。わが家では冷凍庫の常備アイテムになっています。残ったらチャック付きビニール袋に入れて保存しておけばいいですよ。ぜひ1度、このおいしさを味わってみてください。
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。