ぷりぷりとした食感が特徴のこんにゃくやしらたき。どちらもカロリーが低く、食物繊維がたっぷり含まれているので、大人のダイエット食材としても人気ですね。
日本では古くからさまざまな料理に使われている伝統的な食べものですが、赤ちゃんはいつごろから食べることができるのでしょうか?
1歳半ごろからOK!細かく刻んだものを
こんにゃくやしらたきには、独特の歯ごたえと弾力があります。大人にとってはおいしいと感じるこの食感も、赤ちゃんにとっては噛みにくく感じます。
特に奥歯が生える前の時期に食べると、丸ごと飲み込み、のどにつまらせる危険性もあります。1歳半以降から少しずつ食べ始めることができますが、歯が生えそろう3歳ごろまでは、細かく刻んだものを食べるようにしましょう。
刻んだものをアレンジしてみて!
奥歯が生える3歳ごろまでは、赤ちゃんが食べやすいサイズにする必要があります。たとえば、こんやくやしらたきが入った煮物の場合、細かく刻んだものをご飯に混ぜたり、すし酢と一緒に混ぜればちらし寿司風にもなります。
刻んだものをさまざまな食材に混ぜることでアレンジのレパートリーを広げながら、赤ちゃんの食べる楽しさを増やしていきましょう。
ひと口サイズのお菓子には注意を!
こんにゃくを使ったお菓子も、スーパーでは販売されています。特に小さな容器に入ったひと口サイズのものは、赤ちゃんがよく噛まずにそのまま飲み込み、のどにつまらせる危険性があります。
おやつで食べるときは食べやすい大きさに小さく切り、器に出してから食べましょう。また食べるときはよく噛んで食べるように、大人が声をかけながら赤ちゃんのそばで見守るようにしましょう。
味が染み込んだこんにゃくやしらたきの場合、ときどき赤ちゃんは口に入れたあと、ベーっと吐き出すことがあります。これはおいしくないのではなく、うまくかみ切れないことが原因の場合もあります。細かく刻み、少しやわらかいものと一緒に混ぜると食べやすくなりますよ。
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。
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