30歳くらいの時、彼氏とお泊まり旅行に行った時のエピソードです。この出来事があってから、経血を漏らすことは、私にとってトラウマになっています……。
その後も、彼は旅行中、ひと言も口を聞いてくれず、せっかくの旅行が台無し……。私は、ただ泣くしかありませんでした。
確かに汚してしまったことは私が悪いのですが、今までお付き合いして来た男性に、ここまで責められたことがなかったので、「私は今まで常識がなかったのかな?」とか「経血を漏らすってとんでもなく不快な思いをさせるだらしない行為なのかな?」とか、何をどう反省したらいいのかわからないくらい、ショックが大きかったです。
この出来事があってからは、いまだに経血を漏らすことは、私にはトラウマで……。どんなに経血の量が少なくなっても大きめのナプキンを付けたり、生理のときは旅行にいかなくなりました。そして、生理用ショーツに横漏れした経血が付いてしまったりしたときなどに、必ずこのエピソードを思い出してしまいます。
彼は付き合っていくうちに、生理というものを少しずつわかってくれるようになり、その後は、何かあってもいきなり不機嫌になることはなくなりました。ただ、生理中であっても、私の体を気遣うということはなかったように思います……。生理は、女性の大切な現象ではありますが、失敗に不快感を覚える人がいることも、心に留めておかないとなと思った出来事でした。
監修/助産師REIKO
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原案/竹内はるさん
作画/まっふ