当時、私が高校生だったころの話です。私が所属していたのは、ほとんど女子がいなかった山岳部。その男だらけの山岳部のとてもハードな合宿中に、なんと私は生理になってしまいました。
男だらけの山岳部合宿で、生理に!
所属していた山岳部は毎年5月に「雪山講習会」という2泊3日の合宿がありました。その名の通り、雪山を登山し、雪の上にテントを張って、雪山の歩き方やキャンプの仕方を訓練するという楽しくも過酷な合宿です。
そんな環境下で過ごしていた2泊目の夕方のことです。恐れていた生理が始まってしまいました。
周りは顧問の先生を含め男だらけ。女子がほぼいない環境だったので、合宿中に生理のことで何かあったとしても、相談しづらい状況でした。私は、生理痛はあるものの、経血量はとくに多めではないということもあり、多い日用のナプキンをして、最終日の訓練に参加することにしました。
夜用ナプキンでいざ出陣!
合宿最終日、ナプキンを新しいものに取り換えて、いざ出発!
日中は雪上訓練で雪の坂を何度も滑り降りし、その後、数時間かけて、下山しつつまた雪をよじ登り……と、普段生理中なら絶対やらないであろう運動をひたすら繰り返しました。
防水性のズボンを履いていたので目視で確認することはできませんでしたが、あまりに激しく動きまくっていたので、「あ~、こりゃ絶対漏れてるな、服ヤバいだろうな~」と正直あきらめモードでした。
また、訓練の途中から、ナプキンの蒸れが気持ち悪くなったのですが、なんと下山中にはトイレがない! 「用を足す場合は草むらで!」という感じ! 私は用を足すのは我慢できたので、股の蒸れに気持ち悪さを感じながらも、下山までトイレに行かずに過ごしました。
待望の下山!あきらめモードでトイレへ行ったら…
そして、ようやく待望の下山! 私は 「きっと漏れてるんだろうな~、服も汚しちゃっただろうな~」と思いながら、真っ先にトイレへ駆け込みました。
トイレ内で状況を確認すると……。なんとナプキンが全部経血を受け止めてくれているではありませんか! 経血量が多くないタイプとはいえ、生理2日目。ナプキン表面はすべて赤く染まってはいましたが、服は汚れておらず、なんとか乗り切れることができていたのです!
普段は衛生面も考えて、2、3時間でナプキンを取り替えていますが、このときはばかりはなかなか取り替えられないという状況でした。でも、ナプキンの技術力の高さのおかげで何とか乗り切ることができ、ナプキンの素晴らしさに感動しました!
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監修/助産師REIKO
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文/長野あずささん