小さな子はじっとして絵本を読んではいられません。そんな時、しかけ絵本だとめくる楽しさがあって集中してくれます。
今回は、数あるしかけ絵本の中から、特に同じフレーズが出てきて耳に残りやすい絵本をご紹介します。私の息子はこれでフレーズを覚えて言葉の覚えるのが早くなりました!
『おいしいね!』
「おいしいね」 作・絵:あかいしゆみ 学研教育出版 (2010/5/1)
ちゅうちゅうというネズミが、リンゴやパンなどを食べていくお話。「〇〇ぱくっ、たべちゃうよ、おいしいな、もーぐもぐ」というフレーズが繰り返し出てきます。子どもが食事をする時にこのフレーズを言うと、よろこんでごはんを食べてくれますよ!
しかけはただめくるだけのかんたんなもの。めくるともぐもぐと食べ物をかじっているちゅうちゅうが出てきます。小さな子でも分かりやすくかんたんに楽しめるしかけ絵本です。
『メイシーちゃんのさがしもの』
「メイシーちゃんのさがしもの」 作:ルーシー・カズンズ 訳:なぎ・ともこ 偕成社 (2000/02)
メイシーちゃんがお気に入りのぬいぐるみを探すお話。「〇〇にあるのかな?」「ううん、ここにはないよ!」というフレーズの繰り返しが楽しい絵本です。
しかけは『おいしいね!』と同じくめくるだけですが、こちらは横からや下からなど、めくる方向が変わります。しかけの中にいろいろな動物が隠れているので、見つけると子どもはうれしそうにします。「ここにもないね」とお子さんに話しかけながら読むと、より楽しめる絵本です!
『にじいろカメレオン』
「にじいろカメレオン」 作:よねづゆうすけ 講談社 (2012/1/24)
カメレオンがかくれんぼをしているお友達を探すお話。「〇〇にかくれているのかな?」と「これでもうだいじょうぶ」という繰り返しが出てきます。
しかけは回す、ひっぱるの二種類があり、めくるだけのしかけに慣れてからの方が楽しめます。隠れたところから動物が出てくるので、新鮮な驚きのある絵本です。カラフルで美しいので飾っておきたくなる絵本でもあります。
たくさんのしかけ絵本がありますが、小さなうちは簡単なしかけのものを用意してあげると無理なく楽しめます。その中でもなるべく丈夫で厚めの素材を使った絵本だと、長持ちして繰り返し遊べておすすめですよ!(TEXT:きいろ_1)