会陰切開はしたくない!
私は通っていた産婦人科の妊婦教室で会陰切開のことを知り、その事実に驚きました。そして、その日から毎日ネットで検索したり出産経験のある友人に聞いたりと、情報収集するのに必死でした。
その結果、行き着いたのは会陰マッサージ。私の場合はお風呂に入る毎にマッサージをしていました。「会陰切開はしたくない!」という思いで、妊娠中はマッサージを続けました。
いざ出産! ある程度心構えはしていたが⋯
陣痛が5分間隔を切ったころ、痛みに耐えられず呼吸もままならない状態だったため、「赤ちゃんのためにも吸引分娩しましょう」と医師に言われました。私も赤ちゃんのためなら!と覚悟を決めました。
「会陰切りますねー」と言われたかと思ったらもう切り終わっており、麻酔をしたおかげか想像していた痛みはほとんど感じませんでした。その後、赤ちゃんは無事誕生しました。
無事出産が終わったが、違和感
無事に出産が終わり、会陰切開した部分はきれいに縫われていました。ですが、体も気持ちも落ち着いたころに下半身に違和感が。やはり切って縫われているので、皮膚が引きつったような感じでした。
特にトイレで用を足すときが一番痛かったです。痛み止めも飲んでいましたが、涙が出るほど痛くてあお向けになれず、横になるのが精一杯。どうしたらこの痛みを和らげることができるのか、とても悩みました。
切開したあともできるケア
私は痛みを少しでも緩和できないかと思い、助産師さんに相談しました。助産師さんが教えてくれたのは、「お風呂のときにシャワーのお湯を1分ほど会陰にあてること」でした。
会陰にシャワーのお湯をあてると痛いのでは……と思いましたが、むしろ心地よかったです! 痛みが消えたわけではありませんでしたが、緩和された気がしたので退院したあとも入浴の許可が下りるまでは続けました。ケアも兼ねてですが、リラックスできたのが続けた一番の理由です。
初めての出産、会陰切開は未知の世界。妊娠中も会陰切開したあとも、自分に合った方法でリラックスしてケアすることで会陰切開の恐怖や痛みを和らげることができました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/sawawa
監修/助産師REIKO
著者:島尻せいか
0歳男の子の母。夫の転勤で初めての土地で、夫婦二人三脚で子育て楽しんでいる。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。