「ちんちんが痛い!」
長男が3歳を迎えてすぐのクリスマスイブ、楽しみなはずの夜に、長男が突然「ちんちんが痛い!」と悲痛な声をあげました。びっくりして見てみると、性器がいつもより腫れていたのです!
初めての子でとにかく知識がないし、大事なところだし……。「クリスマスパーティで変なものを食べたり飲んだりした? どうすればいいの? 病院は何科を受診すればいいの?」と焦ってしまいました。
かかりつけを受診した結果…
夜も泣いて長男が寝付くまでに少し時間がかかりましたが、なんとか寝かせ、翌朝すぐにかかりつけの小児科を受診しました。形成外科も併設しており、長男は小児科ではなく形成外科で診察をしてもらうことに。
そして診てもらって言われたのが「亀頭包皮炎」。汚れた手で触ってしまい、ばい菌が入ったのではないかとのことでした。その場で消毒してもらい、ゲンタシン軟膏を処方され、2、3日で治りました。
次男も亀頭包皮炎!?
次男についても2歳半くらいのころ、「ちんちんが痛い」と泣きわめくことがありました。見ると性器がひどく腫れて膨れ上がっている様子。おそらく亀頭包皮炎とはわかっていても、心配だったので受診しました。
次男はトイトレを始めたころから性器をいじることが多かったため、しっかり性器の皮がむけていたのですが、どうもそのむけた皮と亀頭の間にかすがたまってしまっているようでした。前回と同様の処置でそのときもすぐ治りましたが、その後も軽度の亀頭包皮炎には2回ほどなりました。
甥っ子も亀頭包皮炎!?
あるとき、義理の妹から「息子のちんちんが腫れてしまったのだけど、どうしよう!」とメールがきました。写真で様子を見ると腫れてしまって痛そう。わが家の経験から亀頭包皮炎かもと伝え、受診して無事に治すことができたそうです。
小さいうちはどうしても手で触ってしまったり、きれいに洗えていなかったりするよう。長男にも次男にもお風呂で性器をきれいに洗うことや、汚い手で触らないことを繰り返し伝え、長男が7歳、次男が5歳になる今、ようやく身についたように思います。
長男も次男も甥っ子も、亀頭包皮炎になったのは2、3歳のころでした。フロイトの唱える発達段階で「肛門期」というのがあって、トイトレの時期は性器や排せつに関心が出る年ごろなのだそうです。ついつい触ってしまう年ごろだけど、大事な場所。すぐに受診して大事にならずに治すことができてよかったと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:小林まり
3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。