子ども最優先で自分の肌がボロボロに
初めての子育ては、慣れないことだらけで1日中てんやわんや。なかでも大変だったのがお風呂の時間でした。安全に細心の注意を払いながら子どもを必死でお風呂に入れ、私自身は適当に洗って終了。そして、お風呂から出たあとはあたふたと子どもの体をタオルで拭き、全身に保湿剤をつけて、パジャマを着せ、髪の毛を乾かしていました。
この一連の作業が終わってからやっと自分の肌ケアをするという、完全に自分のことは二の次お風呂スタイルを1人目出産後2年ほど続けていました。すると、私の肌にこれまで経験したことのないトラブルが……。
耐え難いかゆみ!
ある日、まぶたがかゆいなと感じて目をこすると、少しこすっただけなのにまぶたが切れて血が出てしまいました。その後、かゆみは顔中に広がり、髪の毛1本顔をかすめただけでも顔中をかきむしりたくなるような状態に。慌てて皮膚科を受診すると、ひどい乾燥肌になっていました。
処方された薬を塗っている間はなんとか症状は抑えられるものの、一度ムズムズし始めると、気が散って子育てにも集中できない有様。こんなことなら最初からちゃんと自分の肌ケアもしておくのだったと後悔する毎日でした。
肌質改善を目指して試行錯誤
それからというもの、乾燥の激しい冬や、季節の変わり目になるたびに同じような症状が出るように。一度症状が現れると一定期間は治らず、薬でごまかしながらかゆみと付き合うしかありません。肌質改善をして、どうにかこの症状にサヨナラしたいと試行錯誤。
入浴後、子どものケアをしている間にどんどん自分の肌が乾燥しているのを感じたので、自分のケアと子どものケアの順番を入れ替えることも試しました。しかし、自分のケアもそれなりに時間がかかるため、子どもを待たせることになり断念。
そこで、お風呂から出る前に、乾燥止めのオイルを自分の顔に塗ってみることにしました。
湯上がり前のオイル塗りで健康肌をキープ
これがてきめんに効きました。オイルを塗っている時間は1分程度ですので、長時間子どもを待たせることもありません。オイルを顔に塗ってお風呂を出たあとは、これまでと同じように子どものケアをし、その後自分のケアとして、化粧水を塗るところから始めます。
オイルは何も特別なものではなく、ドラッグストアで1,000円程度で購入できるツバキ油を使用しています。このひと手間を加えただけで、徐々に肌状態は改善し、今は目立った肌トラブルにも見舞われずに健やかな肌で過ごすことができるようになりました。
オイル塗り習慣を続けてきてよかったと思うと共に、もっと早く始めていればよかったなとも思います。私の場合、1人目育児は真剣になるあまり自分のことを後回しにしがちでしたが、幸せな育児は母の健康あってこそのもの。肌ケアだけでなく、いろいろな面でちゃんと自分のことも考えようと思うきっかけとなった出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
イラスト/おもち
著者:澤崎 凪
1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。