現在2歳の娘を育てています。娘は2歳になったころから、時々私の股のにおいを嗅ぐような仕草をするようになりました。今のうちだけだろうと思っていたのに、何カ月経っても思い出したように股のにおいを嗅ぐので、このままではまずいと思いやめるように働きかけることにしました。
なぜか股のにおいを嗅ぐ娘
娘が2歳になったころ、何がきっかけというわけでもないですが、娘がふざけて私の股に顔を近づけてきました。私が軽い気持ちで「きゃーやめてー」と言うと、娘はおもしろがって何度も私の股に顔を近づけてきます。
これをきっかけに、娘はふと思い出すと座っている私の脚の間に顔を入れ、「くんくん」と嗅ぐようになりました。そのうち飽きるだろうと思っていましたが、半年経っても娘はにおいを嗅ぎにくるので、次第に私も「まずいかもしれない」と思い始めました。
これ、外でやったらどうしよう…
なかなか飽きない娘の恥ずかしい遊びに、ふと「これを外でやられたらまずいな」と思い始めました。「私以外の誰かに同じようにしていたらもっとまずい」とも考えるように。しかし最初に私がふざけて対応してしまったこともあり、娘は一連の流れを遊びだと思っているようでした。
そのため、反応を変えて「もうやめて」「ダメ!」と強めに言ったり、無視したりしてみました。そうしても、もう次のときには忘れてまた繰り返し、言い方を変えた効果はありませんでした。
真剣に言い聞かせてみた結果
娘が2歳10カ月のとき、3歳児にする性教育の記事を参考にして、真剣に話してみようと思い立ちました。そこで娘がまた同じように股に顔を近づけたとき、真剣な顔で話をしてみました。「ここはね、大事な場所だから触ってほしくないんだ」「お母さんも、娘ちゃんもそれぞれ触られたくないところは嫌だって言っていいんだよ」。
1回言っただけでは娘もわからなかったようですが、何度か同じ話をしてみるとようやく「わかった!」と言い、そこからにおいを嗅ごうとはするものの、「嫌だ?」と聞き、私が「嫌だな」と言うとやめるようになりました。
私が最初におもしろい反応をしたこともあって、股のにおいを嗅ぐのが娘にとっては単なる遊びとして定着してしまいました。2歳ではまだまだ良いこと悪いことの境界線があいまいです。そのためやってほしくないことはきちんと真剣に伝えることが大事なのだなと思いました。
監修/助産師REIKO
作画/やましたともこ
著者:水田 真理
アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。