待ちに待った赤ちゃんを出産してうれしいはずなのに、なぜか不安な気持ちになって心が落ち着かない・・・。これはマタニティブルーの症状かもしれません。今回はママを悩ませる、マタニティブルーの症状や原因に迫ります!
マタニティブルーとは?
多くのママが経験すると言われている「マタニティブルー」は、どのようなものなのでしょうか?一般的には、産後ほっとして間もなくの時期に押し寄せてくるといわれています。
悲しい気持ちになり、極度に不安を感じるなど情緒不安定になる現象を総称して、マタニティブルーと呼ばれています。マタニティブルーが重症化したものが、「産後うつ」です。マタニティブルーは心の病とまではいきませんが、「産後うつ」は治療が必要になってきます。
マタニティブルーの原因は?
マタニティブルーの原因の1つは、慣れない育児に直面してしまうこと。妊娠期間にどれだけシミュレーションをしていても、実際に経験するのは初めてのことばかり。誰でも、慣れるまでには時間がかかります。
また、ママになったことにより、責任を強く感じることもあるでしょう。それがプレッシャーとしてのしかかることも原因に。そして、個人差はあるものの、ホルモンバランスの乱れもこの時期に起こります。急激な変化で情緒不安定になってしまうことも、マタニティブルーにつながるようです。
マタニティブルーの症状は?
マタニティブルーの症状は、人によってさまざま。とはいえ、一般的な傾向は、「理由もわからず気分が落ち込んでしまう」「幸せいっぱいのはずが、なんとなく悲しい気分」「育児に対して漠然とした不安が襲う」などが挙げられます。
出産したその日から育児はスタートしますが、「本当に自分に務まるのか・・・?」と、不安に感じてしまうケースもあるようです。些細なことで気分が落ち込んでしまうなどの症状も。産前には何ともなかったことでも落ち込んで、自然と涙が出てしまうこともあります。
多くのママが直面するマタニティブルー。出産によって取り巻く環境が急激に変化するため、情緒が不安定になってしまうことは仕方のないことです。周りのサポートを十分に受けつつ、あわてず冷静に向き合うようにしましょう。
(TEXT:津田 玲)