28歳くらいのときのことです。以前より経血量が多くなり、多い日用のナプキンでも2時間もたないことも……。今、思えば、あの経血量は異常だったのですが、その時にはそれが異常だとは思っていませんでした。そんなとき、 私は仕事中に盛大に経血を漏らしてしまったのです。
男性上司の前で経血漏れをしてしまったということで、私はとても恥ずかしかったのですが、この上司の言葉に少し救われたような気がしました。
その後、私はあまりにひどい生理痛に襲われるようになり、産婦人科を受診。内膜下子宮筋腫と筋層内子宮筋腫という2つの子宮筋腫が見つかり、手術でどちらも摘出することになりました。
すると、手術後は、びっくりするくらい経血量が減ったのです。そのことで、私は、上司に迷惑をかけてしまったときも含めて、これまでの経血量が異常だったのだと気づきました。
生理は、なかなか人と比べづらいし、何が異常で何が正常なのかが、わからないことも多くあります。でも、少しでもおかしいかなと思ったら、産婦人科に相談して、もっと生理や女性の体について学ぶ必要があると感じた出来事でした。
監修/助産師REIKO
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原案/たらさん
作画/ののぱ