妊娠・育児の心配ごと、少なからず誰でも持っているものですよね。しかし、訳もなく悲しみに襲われ、不安で眠れなくなり、体調不良に陥ってしまう・・・。こんな症状が見られたら、マタニティブルーを疑ってみましょう。
マタニティブルーを解消するための対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
あなたはマタニティブルーになりやすい?
多くのママが経験するマタニティブルーには「なりやすいタイプ」があるようです。それは、普段からまじめな人や几帳面な人、心配性の人。
このようなタイプは、子育てにおいても「完璧」を求めがち。それゆえ、うまくいかなかった時やちょっとしたトラブルが起きると、ストレスを感じてしまいます。些細なストレスが積もった結果、マタニティブルーに陥ってしまうことがあるんです。
また、マタニティブルーになるきっかけはさまざまです。妊娠・出産をきっかけに子育てに対する不安を感じてしまうことや、ホルモンバランスが崩れ、情緒不安定になるのも原因の1つです。
マタニティブルーにならないためには?
マタニティブルーは、どのようにすれば予防できるのでしょうか?心配性だという自覚のある方は、育児で不安に思うことをインターネットや本で調べるようにしましょう。「調べる」という行動をとるだけで、気持ちが落ち着くこともあるようです。
また、不安に思うことを気の済むまでメモして、パートナーや両親、医師に共有するのも良いかもしれません。1人で抱え込んでしまうと、どうしてもネガティブな思いばかりが頭に浮かんでしまいます。
一方、妊娠中は、過度に考え込みすぎないことを意識するのがポイント。初産の方は、もちろん育児も未経験です。考え込んでも解決しないことはたくさんあります。それよりも今できることに目を向けて、前向きに出産準備を進めましょう。妊娠期間はあっという間!楽しい幸せな気持ちで過ごすほうが得ですよ。
マタニティブルーはこうやって乗り切る!
「自分は大丈夫」と思っていても、気付かないうちに陥ってしまうのがマタニティブルー。万が一、マタニティブルーになってしまった場合には、どうしたら良いのでしょうか?
やはり、何ごとも無理をしすぎないことが大切です。完璧に家事や育児をこなそうと思えば思うほど、ストレスが溜まるのは当然。「無理だ」と感じる時は、遠慮なく周りの方に甘えることも必要です。「頼れる人がいない」という方は、自治体の子育て支援課、保健センターなどに相談してみましょう。最近では、電話やメールで気軽に相談できる自治体もあるようです。
また、意識的に気分転換をするのもおすすめ。散歩に出かけたり、たまには自分へのご褒美にショッピングをするのも良いですね。家事や育児だけに気持ちを注ぎすぎると、自分を追い詰めてしまうことも。ほかのことに少し目を向けてみるようにしましょう。
マタニティブルーは誰もが起こりうることと認識して、事前に心構えをしておきましょう。ママが笑顔なら、わが子も幸せ!ママが心から育児を楽しむためにも、周りの人からの協力を得るための環境づくりをしておきましょう。(TEXT:津田 玲)