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これは心が温まる!初めての生理が訪れて感じた祖母の愛【生理エッセイ】

心温まる、初潮が訪れて感じた祖母の愛

 

小学校6年生の時、初めて生理になったという、藤村えりさん。初潮が訪れたときのおばあさまとの心温まる、素敵な体験を送っていただきました。

 

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初めての生理で、祖母が私にしてくれたこと

小学校6年生のときのこと。その日、私は学校から帰ると、宿題をし、漫画を読むなど、いつも通り過ごしていた。

 

ふと、トイレに行くと、下着に血がついていた。

 

それまでに、学校で生理について学ぶ授業はあったけれど、私は初めてのことに驚き、慌てて祖母に知らせた。

 

実は、私の両親は幼いころに離婚しており、私は父方の祖父母に育てられていた。だから、このときも知らせる相手は祖母だったのだ。

 

私が祖母に事の次第を話すと、祖母は嬉しそうに「あなたにも生理がきたのだ」と言いながら、お風呂場で私の体を洗い、新しい下着をはかせてくれた。その下着にはナプキンがついていた。

 

それから祖母は赤飯を炊いた。そして、炊きたての赤飯をタッパーに詰め、私が毎週通っているピアノの先生に届けるように言った。

 

ピアノの先生への差し入れはちょくちょくしていたので、私は何も考えず、いつものようにピアノの先生の家に赤飯を届けた。しかし、後々考えると恥ずかしいものである。赤飯といえばお祝い時に炊くもので、ピアノの先生からすれば当然何か祝い事があったのかと聞くものだからだ。

 

直接聞かれたのか、祖母に聞いたのか、今となっては覚えていないが、先生に初潮を知られ、その後も何度か「あのときはびっくりしたけど、おめでたいことだったわね」と話題にされたものである。

 

かなり恥ずかしい思い出だが、同時に祖母の愛も感じたエピソードだ。

 

そんな私にも先日、娘が産まれた。いつか娘に初めての生理がきたら、私も赤飯を炊くのだろうか。ただ、そのときは差し入れだけはしないでおこうと思っている――。

 

 

 

初潮の思い出というと、初めてのことで動揺したり、慌てたり、恥ずかしい思いをしたりという人も多いはず。このエピソードを送ってくださった藤村えりさんも、恥ずかしい思い出という一面はあるようですが、おばあさまの喜び、温かい気持ち、そして、わけあって育てることになった孫娘への深い愛情を感じられる素敵なエピソードですね。とても心が温まりました。

 

 

文/藤村えりさん、編集部

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