今まで生理痛は重くなかったのですが、少しずつ重くなり、頭痛、胃痛などの症状が出るようになりました。26歳の7月ごろのこと。生理になり仕事場には何とか行ったものの動くのことがつらくなってしまい、早退して婦人科に行くことに。子宮内膜などの検査をしましたが、何ともないと言われ、その日は薬をもらって帰宅。その時期は自分の結婚式が近く、前撮りや準備に忙しかったので医師からはストレスが原因ではないかと言われました。
えっ! 左卵巣チョコレート嚢胞!?
その後も生理が来るたびつらく、家では何もできないようになってしまいました。夫には「何もできない期間だね」と軽く言われていましたが、その言葉もつらく悲しいものでした。
結婚式が終わっても生理痛はひどく、ストレスじゃないことを確信したので、翌年の2月に別の病院へ行きました。すると、左卵巣に7cm大のチョコレート嚢胞が見つかり、今後破裂するかもしれないので手術適応の大きさだと告げられました。しかし、子どもを望んでいたので、「チョコレート嚢胞の大きさを見ながら不妊治療をして妊娠したほうが年齢的にもいい」と言われ、不妊治療を始めることになりました。
下腹部に痛みが! 意識が遠のいてしまい…
不妊治療を始めてすぐの生理では、出血する前から下腹部に痛みがあり、出血が確認できると痛みが強くなり、意識が遠いていきました。足には力が入らず、トイレから出たときは倒れて動けなくなりました。
そのため、夫にベッドに運んでもらい、痛み止めを飲ませてもらうと少し落ち着きました。病名がわかり、この痛みの様子を見てからは夫もやさしくなり、生理痛に関して理解するようになってくれました。
セカンドオピニオンの重要性を痛感
生理痛が重くなり、おかしいと思ったときに病院には行きましたが、そこではチョコレート嚢胞は見つかりませんでした。もしかしたらこのときはチョコレート嚢胞がなかったのかもしれません。しかし、念のためセカンドオピニオンでほかの病院にかかっておくべきだったなと後悔しました。
チョコレート嚢胞は破裂せずにその後妊娠、出産し、嚢胞も小さくなったので経過観察にはなりましたが、あのまま病院に行っていなかったら破裂して倒れたり、片方の卵巣を取らないといけなかったりしたのではないかと思います。妊娠の確率が下がり、不妊治療も時間とお金がかかったり、子どもを産めなくなっていたらと思うと、病院に行って本当によかったと思っています。
生理痛などの変化は大事なことで、少しでもおかしいと思ったら病院に行くということ。生理痛のつらさを家族に理解してもらうことは必要だと感じました。これを経験してから生理痛に変化があれば、すぐ病院行くようにと友人たちには伝えています。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師REIKO
-------------
文/和田敦子さん