社会人1年目の春に妊娠判明
社会人になりたての6月、体のだるさと2週間ほどの生理の遅れに不安を覚え、妊娠検査薬を試すと陽性反応が出ました。
このとき、彼はまだ大学4年生。しかも喧嘩をして、あまり連絡を取っていない状態でした。まずは産婦人科へ行き、妊娠していることをしっかり確認。覚悟を決めて彼に妊娠したことを報告しました。たくさん話し合い、最後はおなかの赤ちゃんのおかげで仲直りして、子どもを産み育てることを2人で決めました。
想定外の妊娠に対する気持ち
私も20歳になったばかり。働き始めて間もない私が母親になるというのは不安もありましたが、私の母も20歳で出産したので若い母親にあこがれもありました。また、私自身、子どもが大好きで保育士として働いていたこともあり、不安はすぐに消え去りました。
ひとりの時間がなくなり、なかなか遊べなくなるかもしれないとも考えましたが、子どもとの楽しい未来を想像すると、そんなことも気にならなくなりました。
ベビー用品はリサイクルショップなどを活用!
彼がまだ大学生なので経済的な不安はありましたが、私の場合、出産に関する入院費用は出産育児一時金から3万円ほどはみ出す程度に収まりました。
大きいベビー用品は、リサイクルショップやフリマアプリを活用。チャイルドシートは1,700円、ベビーラックは300円など、非常に安く揃えることができました。児童手当で毎月15,000円から10,000円支給され、医療費も無料なので、ありがたいことに急なお金が必要になる場面もなく、なんとか平凡に暮らしていくことができました。
子どもは現在1歳になり、これまでの人生で今が一番幸せだと感じています。毎日が楽しくて仕方がありません。赤ちゃんが幸せを運んできてくれました。
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イラスト/(c)chicchimama
監修/助産師REIKO
著者:白木あい
男児の母。保育士・幼稚園教諭の資格を取得。保育士として勤務後、出産を機に退職し、専門知識や子育て経験をもとに記事執筆をおこなう。