新型コロナウイルスの感染拡大を避けるためにリモートワークを取り入れる会社が増えています。満員電車での通勤がないことがこんなにラクだとは! と感じた方も多いのではないでしょうか。一方で、家でずっと過ごすことでなんだか疲れが溜まってしまうこともあるようです。
疲れの原因は主に4つ
1.集中できない
家にいると、仕事に集中する環境を作るのはなかなか難しいものです。家に電話がかかってきたり、ちょっと家の片付けが気になってしまったり…。集中が途切れることによって、思っていたとおりに仕事が進まず、ストレスを感じやすい状況になっています。
2.仕事と家庭の両立が難しい
子どもや夫が家に一緒にいると、会社にいればありえない用事が生じることが多々あります。忙しいときに、子どもや夫に用事をいいつけられることも容易に起こりえます。会社に行っていれば感じることのなかった夫の対応に腹が立ち、険悪なムードになる家庭も多いようです。
3.孤独感
会社にいれば、嫌でも他人とコミュニケーションをとることになりますが、リモートワークだとそうはいきません。同僚との何気ない会話ができなくなったり、認められている感覚が薄くなってしまったり、伝えたいことがうまく伝わらなかったすることで孤独を感じやすい状況にあります。
4.閉塞感
リモートワークでは、ずっと同じ場所にいることも多いでしょう。長時間同じ姿勢でいたり、同じ空気の中にいることで、心身ともに凝り固まり疲れを誘発してしまう場合があります。また、着替えず1日同じ格好をしていたり、ランチに出かけることもなかったりすることで、簡単な気分転換をできない状況でもあります。
疲れを軽減するには?
疲れの感じ方は人それぞれであり、人によって何にストレスを感じるかは異なるため、「これをすれば大丈夫!」という方法はなかなかないのが現状です。しかし、誰でも関係があり、効果が高いと思われるのは自律神経のバランスの安定でしょう。
体の器官を正常に活動させるために大切なのが自律神経です。食事をしっかりとる、睡眠をきちんととるといった規則正しい生活をすることや、無理のないスケジューリング、適度な気分転換、運動、軽い散歩、空気の入れ替え、湯船に浸かるなど、ちょっとしたことを取り入れることで自律神経のバランスが保たれ、疲れやストレスを軽減することが可能になります。
これらも無理して取り入れようとするとかえってストレスになりかねないので、自分にあったものを自分にあった方法で取り入れるようにしましょう。
不調のサインを見逃さない
とくに日々の生活に変わったことはないのに、なんだか最近眠れない、食欲がない、イライラすることが多いと感じたら、リモートワークが原因かもしれません。不調を放置していてもいいことはありません。不調を感じたら、「リモートワークが原因のひとつかも」と疑って、生活を見直してみてください。
収束が見えない新型コロナウイルスのため、今後もリモートワークが続く可能性は非常に高いです。自分にあったリモートワークの方法を、楽しみながら模索してみてはいかがでじょうか。