30~50代女性にできやすいシミ・肝斑の原因は?どうケアすればいい?

2021/01/26 12:25
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女性ホルモンのバランスが乱れやすい30~50代女性にできやすいシミ、肝斑。肝斑ができる理由と予防、ケアについて、皮膚科医に教えていただきました。
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妊娠や出産、更年期など女性ホルモンのバランスが乱れやすい年代にできやすくなる肝斑は顔の広範囲をくすませる厄介なシミです。どうしてできるのか? ケアの仕方や治療法について、皮膚科医の馬場直子先生に教えていただきました!

 

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女性ホルモンの変化によって起きる更年期特有のシミ

頬のシミ

 

肝斑はシミの一種で、両頬や額、鼻の下などに淡褐色で輪郭がぼんやりした感じで出現しやすく、形が肝臓に似ていることからその名がついたという説があります。さらに、肝斑は目の周辺にはできにくく、左右対称で現れるという特徴が。しかし、額や鼻の下に筆で一本線を描いたように見られることもあり、ほかのシミと比べて色味は薄いものの広範囲に渡って出現するため、メイクしても隠しにくいという難点があります。

 

肝斑ができやすい年齢は30~40代の女性で、症状がみられるのは50代後半ごろまで。その後薄くなったり、消えたりする傾向にあります。そのため、肝斑は女性ホルモンの変化によって起きる可能性が指摘されています。肝斑は妊娠や経口避妊薬(ピル)の服用をきっかけにできることもあり、さらに更年期をピークに閉経を経て解消し、60代以降にはほとんど発症しません。

 

また、肝斑ができる部位は紫外線が当たりやすいところであり、紫外線が当たることで色味が濃くなることもあるため、紫外線も原因の一つと考えられています。

 

自分でできる肝斑予防&ケア

日焼け止め

 

広範囲に広がる肝斑を未然に防ぐため、そしてできてしまった肝斑を極力薄く目立たせなくするために、自分でできるケアはどんなものがあるでしょう。

 

1.ホルモンバランスを整える

 

女性ホルモンのバランスの乱れが肝斑を発症させたり、症状を深刻にする可能性があります。睡眠や食事などの生活習慣を見直し、ホルモンバランスを整えるように心がけましょう。過度のストレスはホルモンバランスを崩しやすくします。ため込みすぎずにじょうずに解消するテクニックを身につけておきましょう。

 

2.紫外線対策を心がける

 

肝斑は紫外線が当たりやすい部位にできやすいため、紫外線対策は念入りに。屋内でも紫外線を浴びることがあるので日焼け止めを塗っておくと良いでしょう。初夏や真夏など紫外線を浴びやすい時季には日焼け止めだけでなく、日傘や帽子などを使って紫外線を極力ブロック。

 

3.サプリや市販薬の服用や美白化粧品を使用する

 

肝斑のセルフケアとしてシミのもとになるメラニンの生成を抑えるビタミンCや女性ホルモンと似たような働きのある大豆イソフラボンなどをサプリメントで服用するもおすすめ。肝斑の改善をうたった市販薬もあるので、そちらの利用するのも良いでしょう。また、美白化粧品を使ってメラニンを抑制するのも手です。

 

病院での肝斑の主な治療は服薬が一般的

治療薬

 

セルフケアで肝斑の改善が見られなかったら皮膚科か美容皮膚科を受診して、本格的な治療をするのも選択肢の1つ。病院でおこなわれる主な治療法は以下のとおりです。

 

1.服薬

肝斑の治療として最初に病院で処方されるのがトラネキサム酸の内服薬です。トラネキサム酸にメラニンの生成を促し、肌の炎症を引き起こすプラスミンという物質の働きを抑える効果があります。そのため、肝斑の予防改善が期待できます。症例によっては、ビタミンCやL-システインなどの内服薬の併用や、ハイドロキノンやトレチノイン、アゼライン酸、ビタミンCといった外用薬が追加で処方されることもあります。

 

2.外科的治療

肝斑では、光治療、ケミカルピーリング、イオン導入、液体窒素治療が必要に応じておこなわれます(各治療法の詳細は下記の記事を参照)。

 

なお、肝斑は刺激によって炎症を起こすことで悪化するため、レーザー治療がおこなわれていませんでした。しかし、服薬やケミカルピーリングなどそのほかの施術で症状が改善されない場合などに、肌に炎症を起こす危険性が低いQスイッチヤグレーザーを使ってのレーザー治療が近年おこなわれるようになりました。患部にQスイッチヤグレーザーを照射すると、波長が長いため、真皮層までレーザーが届き、そこにできたメラニンを破壊し、コラーゲンの生成を促す効果が期待できます。

 

まとめ

更年期特有のシミである肝斑。ケアと治療の2本立てで少しでも薄く目立たなくしたいですよね。肝斑は薄褐色で輪郭がぼやけていて左右対称という特徴がありますが、中には非対称でできたり、色味が濃いシミがあることも。肝斑なのか老人性色素斑なのか区別がつかないとき、併存しているときのケアや治療について次回詳しく紹介します。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 

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取材・文:杉田リエ

大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされている。

監修者

医師 馬場 直子 先生

神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授


1983年滋賀医科大学医学部卒業、1994年横浜市立大学皮膚科講師を経て、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、2015年より横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会専門医。専門分野は小児アトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚感染症など小児皮膚科学全般。



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