※コロナ禍前の体験談です
接客の仕事が大好きだった私
初めての子どもを授かった当時、私はブライダル会社でウェディングプランナーとして働いていました。毎日結婚式の予約をしているお客様の接客をして、ウェディングケーキやブーケなど挙式の詳細を打ち合わせするのが主な仕事です。
入社7年目でベテランプランナーとして楽しく仕事ができており、やりがいを感じていました。妊娠中も健康状態はよかったので、妊娠前と変わらず毎日出勤して、たくさんのお客様の接客を担当し結婚式の打ち合わせをしていました。
突然ノロウイルスに感染
妊娠8カ月のある日、仕事の帰りに突然強烈な吐き気と便意に襲われました。出産予定の産院に電話で相談をしたところ、すぐ来院するように指示を受けた私。電車を何度も途中下車しながらなんとか産院に到着すると、ノロウイルスの診断を受けました。
水も飲めない状態だったのですぐに入院となり、回復するまで3日間の入院をしました。入院中におなかの赤ちゃんへの影響も含め診察をしてもらったら、子宮頸管長も短くなってしまい切迫早産の傾向にあったので、会社と相談をして急きょそのまま産休に入ることに。
後味の悪い産休入りに
突然産休入りが早まってしまったあとは、メールや電話で後任のプランナーへの引き継ぎをしました。同僚や担当をしていたお客様にもかなり迷惑をかけてしまい、大好きな仕事にもかかわらず後味の悪い産休入りとなってしまいました。
接客業のため感染症には気をつけてはいましたが、妊娠中であるということを深く考えずに妊娠前と変わらない生活を続けていた私。接客業におけるウイルス感染の恐怖を感じ、特に妊娠中は手洗いやうがいをはじめとした感染症対策を徹底しなければならないと強く思い知らされました。
その後、息子は出産予定日までおなかですくすくと育ち生まれてきました。現在は第二子を妊娠中ですが、自分ができる感染症対策は徹底することが重要だと感じています。自分と家族、おなかの赤ちゃんのためにも今はなるべく多くの人と接することは控えて、健康に過ごせるように心がけ、実践しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師REIKO
著者:中徳美雲
2歳の男の子の母。現在は第2子妊娠中。元ウェディングプランナー。保育士資格を取得。自身の経験をもとに、時短家事や育児について執筆中。