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このシミは肝斑?それとも老人性色素斑?見極め方とケアを医師が解説!

女性 鏡チェック

 

更年期にできやすい主なシミは老人性色素斑と肝斑の2つ。できたシミがどちらなのか見極め方のコツと、両方できているときのケアについて、皮膚科医の馬場直子先生教えてもらいました!

 

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老人性色素斑と肝斑は出現部位や色味に特徴が

シミ パターン

 

老人性色素斑(日光性黒子)…シミと普通の皮膚との境目がはっきりしています。色味は全体的に濃いめで均一。紫外線を浴びることでできるため、頬や目の下、鼻の周りなどにできやすいですが、形や大きさ、できる箇所はまちまち。

 

肝斑…シミの中心は褐色ですが、輪郭がぼやけていて次第に色味が薄くなっています。頬や鼻の下などに左右対称でできやすいのが特徴。

 

そばかす…直径1~2mm程度の小さな斑点数個~数十個が鼻の中心に沿ってできることが多いです。

 

炎症性色素沈着…にきびや肌荒れ、けがなどが原因で皮膚が赤くなったりして炎症を起こしたあとに、メラニン色素の沈着で肌の色味がほかと比べて赤くなったり、褐色になったりします。基本は患部のみが変色。

 

肝斑には主に5つのタイプがある

5種類 肝斑

 

肝斑は頬や頬骨あたりを中心に、額や口の周りに左右対称にでき、目の周りにはできにくいという特徴があります。どんなふうにできるのか5つのタイプに分けて紹介します。

 

種類

 

1.頬にもやっと広がるタイプ

目の下の頬全体に薄くチークをはたいたように広がります。目の周囲にはできず、まるで蝶々の羽のような形でやや広範囲にできるために不健康に見えたり、顔全体が暗い印象を与えてしまいます。

 

2.頬骨に沿ってできるタイプ

頬や口の周りに筆で線を書いたような細いけれどやや長めに広がるタイプ。左右対称だったり真一文字にできているため、細くても目立つ印象になっています。

 

3.目じりなどに小さくできるタイプ

目じりの下やこめかみあたりに小さくできる肝斑。小さいけれども、左右対称で、褐色で出現していることが多いため、チークの塗り残しのように見えたりすることが。

 

4.老人性色素斑×肝斑のミックスタイプ

頬や頬骨、額などは肝斑だけでなく老人性色素斑ができやすい部位で、なかには肝斑と老人性色素斑が両方できていることも。色味が均一である場合は老人性色素斑、褐色で周りがもやっとしているのが肝斑の特徴ですが、シミの見極めとケアについては皮膚科医に相談すると良いでしょう。

 

5.額や顎にできるタイプ

肝斑は額や顎、鼻の下や鼻の頭にできることがあります。なかには左右対称でなく、片方が大きかったり、位置がずれて現れることもあります。

 

老人性色素斑×肝斑の場合、肝斑治療を優先

女性 肌悩み

 

シミの色味や形、左右対称にできているといった特徴に当てはまる場合、肝斑の可能性が高いですが、一見するとわからない、もしくはシミの種類が重複していることがあります。

 

例えば薄く広がる肝斑の上に色の濃いシミ(老人性色素斑)や点々のようなシミ(そばかす)が重なっていたり、濃いシミの下に実は茶褐色の肝斑が隠れていることもあります。自分でケアをしていても一向に良くならない場合は、できるシミの種類を特定すること、そのために受診するのがおすすめです。

 

また、シミによっておこなわれる治療の順番が異なることがあります。良性腫瘍とも言える老人性色素斑はレーザーを照射するとシミを除去することができるため、最初にレーザー治療をすすめられることがあります。

 

しかし、メラノサイトの過剰産出によってできる肝斑の場合は、一般的なレーザーを照射するとメラノサイトを活性化させ、レーザー治療が逆に症状をひどくしてしまうことがあります。肝斑の場合はトラネキサム酸の内服に効果が期待でき、最初の治療としてすすめられることが多いです。

 

また、老人性色素斑と肝斑のミックスタイプの場合は、まずはトラネキサム酸を服用しながら肝斑を先に治療していきます。この場合はシミを見極めて治療することが大切になるので、病院で治療するのが望ましいです。

 

まとめ

でき方によってシミが特定できることもありますが、自己判断せず、皮膚科医に見てもらうことが大切です。特に老人性色素斑と肝斑のミックスタイプは専門医に相談しながら治療を進めていきましょう。次回はシミを増やさない、濃くしないためにできる生活習慣について紹介します。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 

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取材・文:杉田リエ

大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされている。

 

監修者

医師 馬場 直子 先生

神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授


1983年滋賀医科大学医学部卒業、1994年横浜市立大学皮膚科講師を経て、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、2015年より横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会専門医。専門分野は小児アトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚感染症など小児皮膚科学全般。


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