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「ラクだと思っていたのに…!」出産後、『個室で母子同室』の意外なデメリットとは!?【体験談】

私が第1子を出産した産院は母子同室の完全個室。初めての出産だったこともあり、同室の方に気を使わずに過ごせる個室はとても魅力的に感じました。しかし実際に出産を終えて入院生活が始まってみると、想像もしていなかったデメリットがあったのです。「こんなことなら個室ではなく大部屋にすればよかったかなあ」と出産前の自分の判断を少しだけうらめしく思ってしまった体験談です。

※コロナ禍前の体験談です。

 

メリットは周りを気にせず過ごせること

無事に出産を終えて個室で初めて過ごした夜は、「個室でよかった」と思いました。よその赤ちゃんの泣き声や周りの物音を気にすることなく、疲れ果てた体をゆっくり休めることができたからです。

 

またシャワーやトイレ、洗面所、冷蔵庫なども室内にあったので、自由に使用できて快適でした。私が入院していた産院の場合、面会時間の規定はありましたが実際は目安程度で、時間外でも夫が出勤前に顔を出したり荷物を届けてくれたりするにはとても都合がよかったです。

 

デメリットは面会人の時間外&長時間在室

周囲への気兼ねがない個室ゆえに、面会人の滞在時間が長時間になりがちでした。「赤ちゃんがかわいくてずっと見ていたくなる」と言われれば、「私は疲れているので帰ってほしい」とは言えず……。

 

大部屋であれば同室の方への配慮があったでしょうし、母子別室であれば赤ちゃんは新生児室にいるので長居の理由はありません。長時間滞在に耐え兼ねた私は面会人と赤ちゃんを病室に残し、外来診察が終了して閑散としている待合室のソファで休憩することもありました。

 

 

面会人が多すぎて母乳育児がピンチに…

面会人が多いと自分が休めないだけでなく、赤ちゃんのことを相談できる看護師さんや助産師さんからの指導の時間が減ってしまうことも困りものでした。退院してしまえば日中は赤ちゃんと2人きりの生活が始まります。なんとかそれまでに少しでもお世話に慣れておきたいと思いましたし、特に母乳指導は時間も回数も必要でした。

 

せっかく助産師さんが病室にきてくれても、「お客さん来てるなら、後にしようか」と後回しに。結局は誰も面会に来ない夜中にナースステーションに行き、夜勤の助産師さんに指導を受けることでなんとか退院までにスムーズに授乳できるようになりました。

 

 

面会人が多いことがこれほど負担になるとは出産前は想像もしていませんでした。産院の規則をそのまま伝えるのではなく、嘘も方便なのですから、自分から「面会時間は厳しく決められている」と言ってしまえばよかったと今では思います。第2子の出産のときはこの反省を生かし、面会時間を短く設定したのは言うまでもありません。

 

監修/助産師REIKO


著者:川木みさ

7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。

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