転んだのが原因かも…と不安に
膿を見つけたのは日曜日の夜。日中、長男は夫と2人で公園へ出かけていました。膿の原因に心当たりがあるか夫に聞くと、「公園で転んだが、口をぶつけたのは気づかなかった」と言います。
それ以外に思い当たる原因がなかったので、私は「転んで口を打っていたのなら、ひどい傷なのかも。歯の神経にも影響していたらどうしよう……」と焦り始めました。下手に膿を触って悪化すると困るので、その日は膿の部分に歯ブラシが当たらないようにして、うがいを丁寧にさせました。
保育園の先生にも連絡
膿を発見した夜は歯医者の業務時間外だったので、翌朝電話をすると午後なら診られるとのことでした。その日、私は仕事があったので、一旦長男を保育園へ預け、歯医者の予約時間に合わせて早退することに。
保育園の先生にも膿があることを伝え、「園では歯磨きをしないで軽くうがいだけさせてほしい」とお願いしました。先生も心配した様子で、「何か異変があったらすぐ連絡します」と言ってくれました。
原因は昨日のおやつ!?
午後、歯医者へ行くと、長男の口内を見た医師から「最近ポップコーンを食べさせましたか?」と思わぬ質問。前日、家で長男に初めてポップコーンを食べさせたことを伝えると、医師は「これは膿ではなく、ポップコーンの皮がくっついていただけですね」と言いながら、茶色くて丸い形の皮をピンセットでつまんで見せてくれました。
私は絶句。その後、恥ずかしくなり「申し訳ありません!」と謝りました。その声が大きかったようで、周りの視線を集めてしまい、さらに赤面。お騒がせして申し訳なく思いながらも、ひと安心しました。
結局、長男が感じていた痛みの原因はポップコーンの皮が歯茎に当たっていただけでした。翌日、保育園の先生にも結果を伝えると、先生は笑ってくれました。それ以来、ポップコーンを見るたびにこの出来事を思い出します。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
著者:土田えり子
2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。