「何でもいいから解放して!」実母VS彼のバトル勃発。重いつわり中の私は…

2021/03/30 19:55
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大切な人たちが自分を思って意見を対立させる。なんともつらいものです。この女性も、反目する彼と実母の間で板挟みに。それでも折り合いのつく解決策を模索したようです。
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実母vs彼のバトル勃発。重いつわり中の私は…

 

大学1年生のとき、同じ大学の同級生だった彼と出会い、約5年の交際を経て婚約。さらに私の妊娠も判明して両家族で喜んだのですが……。私の妊娠をきっかけに、実母と彼が揉めることになったのです。

 

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婚約中の妊娠判明。そこから彼と実母のバトルが勃発!

婚約したのは、ちょうど改元の発表があったころ。「新しい時代が始まると同時に私達2人も身を引き締めて新しい人生を始めたい」と考え、入籍は改元日に決めました。入籍予定日はまだ数カ月先だったので、両家の顔合わせや新居のことはゆっくり考えようと思っていた矢先に、妊娠が判明!

 

うれしさと不安が入り混じったような気持ちで彼と話し、「とりあえず両家族に連絡しよう」ということに。両家に報告すると、みんな驚きながらも喜んでくれました。

 

ところが、妊娠判明から1カ月も経たないうちに、実母と彼が揉め始めたのです。原因は主に2つ。苗字の問題と、新居を構える場所の問題です。

 

2人の間で板挟み、そこに思いつわりも加わって心身ともに疲弊

私には男兄弟がいません。そのため、母は以前から、長女の私を一家の跡取りに、と考えていました。その思いが、まもなく生まれる孫の存在でいっそう強くなったようで、「あなたは長女で、彼は次男。彼には婿養子になってもらわないと!」と何度も言ってくるようになったのです。婿養子とはつまり、彼が苗字を変えるということ。でも彼は苗字を変えることには抵抗があり、婚約前にそれとなく話したときも、とても嫌がっていました。

 

新居についても「なるべく近くでサポートしてあげたいから」と、実家付近で賃貸を探すよう提案する母。一方彼は「賃貸より家族の財産になるものがいい」と、私の実家から車で1時間半ほどの距離にある、人気の立地で彼の勤務先にも近い分譲マンションの購入を考えていました。

 

新居のことは、彼も母も、私と子どもを思ってのことなのに、その方向性がまったく逆。しかも、お互いに遠慮があるのか、直接相手に本音を言いません。何度か話し合いの場を設けたのですが、母も彼も遠回しに意見を話すのみ。そして解散後、それぞれが「あの人は、こちらの考えをまったくわかってくれていない。次の話し合いまでに何とか説得して」と私に言ってくるのです。

 

2人の間で板挟み状態となった私は、甲状腺機能亢進症やひどいつわりも重なって、判断力を失いかけていました。体調不良の中、大切な2人から「早く相手を説得してくれ」と言われ続けたこの2〜3カ月間は、心身ともにつらくて……。最後には「もう何でもいいから、私を早く解放して」と思ってしまい、毎晩、嘔吐しながら泣いて過ごしました。


説得ではなく現状を客観的に伝えて互いの譲歩を引き出す

このままではストレスでどうにかなりそうだし、おなかの子にも良くない。母と彼の冷戦を終わらせるべく判断力の衰えた私が編み出した解決策は、今の状況をそのまま客観的に伝えるという、実にシンプルなものでした。初めは2人とも納得いかない様子でしたが、思うところはあったようで、少しずつですが譲歩を試みるように。

 

結果、苗字は彼のものを名乗るが事実上の婿養子として一家の墓を守ること、新居は実家と彼の勤務先の中間地に賃貸で暮らし、子どもの就学前に購入を再検討する、ということで話がまとまり、なんとか希望通りの改元日に円満な入籍を果たしました。

 

その後、私は無事に娘を出産。産後数カ月間は食事もままならないほど大変でしたが、定期的に実母がきてサポートしてくれて、とても助かりました。また、子どものために貯金ができるよう、食材や日用品を分けてくれて経済面でもサポート。本当にありがたいです。少し遠方にある義実家には、行事のたびに顔を出し、普段はテレビ電話などで娘の成長を見てもらっています。

 

心配していた夫と実家の関係ですが、結婚前にはっきりと約束をしたおかげで、結婚2年目の現在まで、大きなトラブルはありません。夫は実家からのサポートを本当にうれしく、ありがたいと感じているようですし、両親のほうはお墓参りや法事、そのほか男手が必要なときのお手伝いなどを、夫がいつも快く引き受けるので、とても喜んでくれています。

 

 

一時は絶望感さえ抱いた結婚問題。こういうときこそ本音を打ち明け合うことも大切だと感じました。また、互いの思いをしっかり聞いて折り合いをつけることが、結婚後の大きなトラブルを避け、親族関係も円滑なものにできるのだと学びました。 とはいえ今後、また意見がぶつかり合うことがあるかもしれません。そのときは結婚当時の経験を生かして、冷静に解決していきたいと思います。

 

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文/柚子野 香さん


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