トイトレ完了していたはずが…
2人目の妊娠がわかったのは、娘が3歳を過ぎたころ。特に赤ちゃん返りのような症状はないと安心していたけれど、ある日急におもらしが始まりました。調べてみたら、なんとおもらしも赤ちゃん返りの一種でした。
それどころか、あんなに憧れてやっとはけるようになったおねえさんパンツを嫌がり、「おむつをはきたい!」と言うように。家の中だけの話かと思いきや、保育園でも度々おもらしをするようになりました……。
わざと間違えたり、ふざけたり…
弟が生まれてからは、娘の赤ちゃん返りがさらに加速。私が下の子の世話をしているときに、「おむつを取ってくれる?」と頼むと、わざとテレビのリモコンを持ってきたり、おむつを手に取ってどこか別の場所に届けようとしたり……。それに対して私は気持ちの余裕がなく、ふざけている娘に大人げなく怒ってしまうことも数知れず。
しかし、娘は弟がかわいくないわけではないようで、弟が泣いているとすぐにかけ寄ってなでていました。ママを取られたくない気持ちと、弟を想う気持ちが混在しているようでした。
指しゃぶりをする4歳娘を見て決意!
弟が指しゃぶりを始めると、娘もまねして指しゃぶりをするように……。それを見て、私は自分の対応のまずさを初めて自覚。これまで私が怒っていた娘の一連の行動にも、なるべくツッコミを入れてみて、娘の甘えたい気持ちを受け入れるようにしました。夫にも協力してもらい、娘が何か悪いことをしたときも、きつく叱りすぎないよう配慮。
するといつの間にか、娘は指しゃぶりをやめたのです。これには私も夫もひと安心。生まれたての弟だけでなく、自分もかわいがってもらえているということが娘の自信になり、気持ちを安定させたようでした。
娘の赤ちゃん返りは続行中ですが、大事なのは私たち親がそれを受け入れてあげることだと思いました。お姉ちゃんになったとはいえ、まだまだ小さい娘。自分が愛されているかを定期的に確認したくなるようなので、今まで以上に「大好きだよ」と伝えるようにしています。
監修/助産師REIKO
著者:潮田しずく
1児の母で、現在第2子を妊娠中。元大学職員。現在はフリーランスとして、自身の経験をもとに子育てに関する体験談を執筆中。