「幼い子どものかわいい発言を残したい」。その一心で4年間続けている育児日記。しかし私は、毎日日記を書くことが義務のように感じてしまい、思うように楽しく書けずにいました。そこでいろいろ試した私が最終的に見つけ、これまで何度も読み返しているノートをご紹介します。
【1冊目】読み返さなかった育児日記帳
最初に使ったのは、市販されている育児日記帳。メインは授乳・排泄の記録で、その下にひと言コメントを書く程度の欄がありました。スペースが少ないため、軽く書くにはよかったけれど、とてもおもしろいことがあった日にはそれでは足りないことも。逆に、特に変化がなかった日には、無理やりその日の出来事を思い起こして書くのも大変でした。
そして、「最初に寝返りしたのはいつだろう」と成長記録を確認する際、文字だけだと探しづらく、面倒に感じてしまいました。結局よく読み返したのは、罫線を無視して描いたイラストのページだけ。せっかく1年間ほぼ毎日記録したのに、それでは意味がないと感じ、2冊目をどうするか悩みました。
【2冊目】3年日記は便利だけど…
次に使ったのは、育児用日記ではなく一般的な3年日記。毎年1冊書くと多くなりすぎるので、管理をラクに、そして過去の同日と比較して記録をつけられることに魅力を感じて、使い始めました。実際、1年前や2年前の娘と今日の娘の成長を比較できるのはおもしろかったです。
しかし、日記自体に日付が印刷されているので、日記を書かなかった日は空白になってしまいます。その空白のページが気になり、だんだん書くことがおっくうに。そしてこれもイラストを描く私には、罫線が非常に邪魔に感じました。最後は意地で、3年間使いました……。
【3冊目】これぞ私が求めていたノート!
日付や罫線がないものを探していくうちに、「自由帳のような形式のノートでも良いのでは?」と思い始めました。3冊目に選んだのは、株式会社デザインフィルの文房具ブランド「MIDORI(ミドリ)」から出ている「MDノート<文庫>無罫」です。Amazonで660円(税込み)で購入しました。見た目は外も中も真っ白な文庫本! 小ぶりで、かばんに入れておいても邪魔になりません。
罫線や日付が一切ないので、自分の好きなときに好きなだけ育児日記を書くことができ、とても読み返しやすいです。また、しおりひもがついているので、次に日記を書くページの目印になっています。紙はちょうど良い厚さで、インクが裏にうつらないところもお気に入りです。
育児ノートも3冊目になりましたが、「MDノート<文庫>無罫」は、私の希望に一番合っていて、日々楽しく書いています。子どもが小学生になって自分の生い立ちについて親に聞くときや、結婚して子どもを産むときなどに、子どもと一緒に育児ノートを見返すのが今から楽しみです。
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監修/助産師REIKO
著者:潮田しずく
1児の母で、現在第2子を妊娠中。元大学職員。現在はフリーランスとして、自身の経験をもとに子育てに関する体験談を執筆中。