ベビーカレンダーは、2021年4月生まれの男の子5,332名を対象に、4月生まれの赤ちゃんの名づけトレンドを調査しました。2021年4月生まれの男の子に人気の名前TOP10をランキング形式でご紹介いたします。
4月生まれの男の子の名前では、春を感じさせる「はる」というよみを含む名前が4つもランクインしていました。
1位 湊 (主なよみ:みなと)
2019年名前ランキングでは2位、2020年5位にランクインした「湊 (主なよみ:みなと)」。2021年1月は首位、2月・3月は3位と引き続き人気の名前です。
「湊」は船や人が集まる場所を意味することから、雄大でありつつも、穏やかなイメージを受けるようですね。男らしい「一文字ネーム」の一つです。
1位 陽翔(主なよみ:はると、ひなと)
2019年、2020年と2年連続名前ランキング3位の「陽翔(主なよみ:はると、ひなと)」。1月は9位、2月は4位、3月は5位とTOP10入りを続け、4月ついに1位になりました。
あたたかな太陽を連想させる「陽」と、翔を大きく広げて飛び舞う様子を意味する「翔」を組み合わせた名前です。
厳しい冬が終わり、暖かい太陽の光が降り注ぐ中、空高く羽ばたくようなイメージを受けるようで、ぽかぽかと暖かい陽気の4月にピッタリの名前です。
3位 朝陽(主なよみ:あさひ)
2019年の名前ランキングでは11位、2020年は10位の「朝陽(主なよみ:あさひ)」。2021年1月には3位、2021年2月は9位、3月は6位にランクインしました。
「物事が始まる様子」「さわやか」という意味がある「朝」に、暖かい太陽を意味する「陽」を組み合わせた名前。春の朝に差し込む、あたたかな日差しを連想させるような名前ですね。
4位 蒼(主なよみ:あおい、あお)
2019年名前ランキングでは8位、2020年は2位にランクインした「蒼(主なよみ:
あおい、あお)」。2021年3月の9位から大きくランクアップしました。
草木が生い茂る様子を意味する「蒼」には、植物のようにすくすくと成長してほしいという想いが感じられるようです。明るくおおらかな印象を持つ「あ行ネーム」の一つでもあります。
4位 蓮(主なよみ:れん)
2018年、2019年、2020年と3年連名前ランキング首位を獲得している「蓮(主なよみ:れん)」。涼しげで洗練されたイメージの「蓮」は「蓮(はす)の花」を意味します。泥水の中から育ち美しい花を咲かせることから、周囲に染まらない清らかさを感じさせるようですね。
大人気アニメ『鬼滅の刃』の主題歌である「紅蓮華」にも「蓮」が使われているため、多くの人に親しまれている漢字の一つでもあります。
6位 暖(主なよみ:だん、はる)
2019年名前ランキング29位から、2020年は20位へとランクアップした「暖(主なよみ:だん、はる)」。3月18位から、4月は6位へ人気が急上昇しています。「あたたかい日差し」、「やわらかなさま」「やさしい」という意味があることから、穏やかな気候が増え暖かくなる4月にもぴったりです。
「豊かで不自由しない」という意味もあり、「周囲を元気づけるあたたかな男の子に育ちますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。力強さを感じる「濁音ネーム」の一つです。
7位 新(主なよみ:あらた、しん)
2019年名前ランキングでは12位、2020年は16位にランクインした「新(主なよみ:あらた、しん)」。「新」はその漢字の通り、「物事の始まり」「最初」を意味し、新鮮で生命力に溢れエネルギッシュなイメージを受けるようです。
「これからの新しい時代に、希望ある未来を切り開ける子になりますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。俳優の井浦新さんが同名で活躍されています。
7位 大翔(主なよみ:はると、ひろと)
2019年名前ランキングでは7位、2020年は6位にランクインした「大翔(主なよみ:はると、ひろと)」。1月は7位、2月・3月は6位と、今年に入ってからTOP10にランクインし続ける近年注目の名前です。
翔を広げて大空を羽ばたく様子をイメージするような名前で、「翔」がつく男の子に人気の「飛翔ネーム」の一つです。
7位 颯真(主なよみ:そうま、ふうま)
2019年名前ランキングでは16位、2020年は14位の「颯真(主なよみ:そうま、ふうま)」。2021年1月は7位、2月・3月は9位にランクインしていました。風がさっと吹くさまを表し、爽やかなイメージの「颯」に、誠実で真面目な印象を受ける「真」を組み合わせた名前です。
「颯」は2020年の漢字ランキング11位、「真」は6位にランクインしており、人気漢字を組み合わせた名前でもあります。落ち着いた印象の「ま止めネーム」の一つです。
10位 樹(主なよみ:いつき、たつき)
2019年、2020年と2年連続で名前ランキング4位にランクインした「樹(主なよみ:いつき、たつき)」。「樹」という漢字はその字の通り「生えている木」を意味し、「大樹」「樹木」「樹林」など木々が生い茂る様子をイメージすることから、「たくましくのびやかに育ってほしい」という願いを込めて名づけてもいいですね。
2020年3月は首位を獲得しており、新芽が出てくるこの時期にピッタリの名前です。
10位 大和(主なよみ:やまと)
2019年名前ランキング9位、2020年は17位にランクインした「大和(主なよみ:やまと)」。「やまと」というよみは2020年のよみランキング56位にランクインした人気のよみ。
「大和魂」「大和男児」「戦艦大和」「大和撫子」などにも使われており、昔から日本人に親しまれています。力強さやたくましさも感じさせるような名前です。
10位 悠真(主なよみ:はるま、ゆうま)
「悠真(主なよみ:はるま、ゆうま)」は2019年名前ランキングでは6位、2020年は7位にランクインした名前。遥か遠くのんびりしている様子を意味する「悠」に、真面目で誠実な印象を受ける「真」を組み合わせた名前。
「はるま」は2020年のよみランキングでは32位、「ゆうま」は26位にランクインしています。「誠実にのびのびと育ってほしい」「真面目で落ち着いた人になって欲しい」という想いが感じられるようですね。
10位 律(主なよみ:りつ)
「律(主なよみ:りつ)」は2019年名前ランキング5位、2020年は9位にランクインした名前。「りつ」というよみも2020年のよみランキング33位にランクインしています。
2018年に放送されたNHKの朝ドラ『半分、青い。』で人気俳優の佐藤健さんが演じた役名に使われて以降、人気の名前に仲間入り。「旋律」「音律」や「規律」「自律」などの熟語に用いられることから、どことなく賢くて芸術的センスのあるイメージを受ける名前です。
2021年4月生まれの男の子の名前には「陽」「暖」「新」など、あたたかな春の始まり・新年度のスタートをイメージさせる漢字を用いた名前が人気という結果に。また、春を感じさせる「はる」というよみを含む名前が4つもランクインしていました。これから男の子の名前を考えられる方、ぜひ参考になさってくださいね。
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2021年4月1日(木)~2021年4月25日(日)
調査件数:10,560件(女の子:5,228件/男の子:5,332件)
文/福島絵梨子