1人目である長女を妊娠したときの話です。初回の妊婦健診で、先生からまさかの切迫流産を告げられました。切迫流産から回復するまでの間、自宅でベッドから出ることができずに大変な思いをした体験談についてお話しします。
健診結果がまさかの切迫流産!
結婚してしばらくの間、なかなか子どもを授かることができず、生理不順で悩んでいたこともあり、一度婦人科へ相談に行くことに決めました。そこで告げられたのは、まさかの妊娠6週! やっと子どもを授かることができ喜んでいたのも束の間、同時に切迫流産の診断を受けました。
幸い切迫流産は重度ではなく、しばらくの間自宅で療養をすれば良いとのこと。順調にいくと、2週間〜1カ月ほど休めば回復するだろうとのことでした。早速帰宅して療養の準備を始めることに。
急いで仕事の引き継ぎをしなくては!
突然、切迫流産による療養を言い渡されたため、仕事の調整をすることが大変であったことを覚えています。すぐに会社に連絡を入れ、上司と同僚に診断結果を伝えました。幸運にも職場環境にとても恵まれていたため、上司や同僚は私の休業に対して理解を示してくれ、すぐに仕事を分配してもらえることに。
しかし、当時持っていた仕事量が多かったため、電話越しでしか引き継ぎできないことがとても大変でした。ただでさえ大変な時期に文句も言わずに仕事を請け負ってくれた同僚たちには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
動けない毎日が想像以上に大変!
療養にあたって先生から指示されていたことが、トイレ以外ベッドから出ないこと。ごはんもベッドの上で食べて、お風呂は体を拭くだけに留めるようにとのことでした。これが想像以上に大変!
自分のごはんを準備することもできないため、夫が食事の用意をしてくれたことが非常にありがたかったです。お風呂に入れないことも大きなストレス。頭が痒いことに耐えられず先生に相談したところ、数日に1回、夫に協力してもらって洗髪する許可が出たため、髪が洗える日を毎日心待ちにしていました。
何よりベッドから出られないことが退屈で仕方がないのです! 本を読んだり、ゲームをしたりしてなんとか毎日を過ごしていました。
無事に自宅安静が解除
初回の健診で切迫流産を告げられて3週間ほどが経過したころ、再び健診に行くと、療養を解除して良いとの許可をもらうことができました。それからは、上司に相談をして産休までペースを落としながら仕事を継続。特に問題なく出産日を迎えることができました。
切迫流産を乗り越えることができたことと、退屈な毎日から解放されたことでとてもうれしかったことを覚えています。とても幸いなことに、その後の妊娠の経過はとても順調で、元気な女の子を迎えることができました。切迫流産を告げられたとき、ひとりでは乗り越えることができなかっただろうと思います。周囲の協力のありがたさを感じた出来事です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:柿本渚
おしゃべり好きな5歳の女の子と甘えん坊な2歳の男の子の母。元エンジニアで現在はフリーライターとして活動中。育児、美容、自己啓発などさまざまなジャンルの記事を執筆している。