これって尿漏れ?破水?「破水の特徴や対処法」を助産師が解説します!

2018/09/10 18:00
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この記事では、おしるしや陣痛に比べて判断しにくいということもある「破水」について助産師のREIKOさんが解説しています。
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助産師REIKO
妊娠
破水

出産間近の妊婦さんのイメージ

 

こんにちは! 助産師のREIKOです。低気圧や台風が近付いていると「今日は天気が悪いから破水の方、くるかなぁ」なんて、働いていたときに同僚とよく話していました。これはまったくの経験上の話で、科学的根拠はないんですけどね。

 

入院のタイミングのひとつとして挙げられる「破水したとき」ですが、実際に体験した方でないとイメージしにくいですよね。また、おしるしや陣痛に比べて、判断しにくいということもあると思います。今回は、そんな「破水」についてお話ししたいと思います。

 

破水にもいろいろある?

破水がどの時期に起こるかで、破水は分類されています。子宮口が全開大するころに破水したものを「適時破水」、陣痛が始まる前に破水したものを「前期破水」、陣痛が始まって子宮口が全開大する前に破水したものを「早期破水」といいます。

 

子宮口が全開大してからもなかなか破水しないケースもあります。そのときはお産の介助をしている助産師が赤ちゃんを包んでいる膜を破って、人工的に破水させます。

 

破水のメカニズムってなに?

どうして破水するのか、適時破水の場合についてお話しします。お産が始まると、子宮口が広がって子宮の壁から赤ちゃんを包んでいる膜が少しずつはがれてきます。そこに羊水が入ってきて水風船のようになります。

 

お産が進むにつれて赤ちゃんの頭が下がり、陣痛の力も加わってくると、その圧力に水風船が耐え切れず、割れる……。これが「破水」です。

 

破水したらどうする?

破水の仕方や感じ方は人それぞれで、お湯が流れた感じがしたという方もいれば、尿漏れかと思う方もいらっしゃいます。

 

正常な羊水の色は、透明~少し白濁した色なのでわかりにくいかもしれません。尿とはにおいが違うのですが、それも判断しにくいかもしれませんね。破水かなと思ったら、その時間を確認しておきましょう。そして、きれいなナプキンをつけて、産院に連絡して指示を仰いでください。

 

破水したあとは、外の世界と赤ちゃんが直接通じている状態なので、感染しやすくなっています。雑菌が入る恐れもあるので、入浴・シャワー、ウォシュレットの使用はダメですよ!


破水したあとの流れって?

破水しているかどうかは、診察のときに明らかにわかる場合とそうでない場合があります。はっきりしない場合は、腟分泌物で検査をします。破水が確認できたら、入院となります。そのあとの対応は、妊娠週数と感染の状況によって異なります。

 

このままお産にする場合は、感染防止に努めつつ、血液検査で感染の値や赤ちゃんの状態などに注意しながら、自然に陣痛がくるのを待ちます。破水後24時間以内に陣痛がくることが多いといわれていますが、そうでない場合や、感染の値によってはお薬を使って分娩誘発の方向へ……というのが一般的な流れかと思います。

 

入院したあとも、あまり神経質になる必要はないと思いますが、お手洗いに行ったときに外陰部を清浄綿で消毒する(この辺りは入院後に説明があるかと思います)、こまめにナプキンを取り換えるなどしてくださいね。

 

 

破水かどうか判断に迷ったときは必ず受診しましょう! 破水したとなると、慌ててしまうかもしれませんが、もしそうなったときのことを想定して、陣痛タクシーの登録や荷物の準備しておくと安心ですね。


医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。


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