「あの髪型にしたい」が怖い
長女が幼稚園に通い始めると、周りの子の髪型のかわいさに驚きました。三つ編みや編み込みなどを駆使して、崩れにくいようなかわいい髪型ばかりです。かたや長女はいつもポニーテール。
「あの子みたいな髪型にしたい!」と言われるたびに四苦八苦して取り組みましたが、忙しい朝では技術も時間も足りず、結局「ごめんね……」といつもの髪型に落ち着いてしまうのでした。
幼稚園の先生による「結び直し」の衝撃
ある日、いつも通りポニーテールで送りだしたはずの娘が、後頭部にハートの模様が浮かんだかわいいアレンジで帰ってきました。「ほどけたから先生にしてもらったの!」とご機嫌な長女。
何人もの子どもを見ている忙しい先生が、パパっと結び直すときにこんな素敵なアレンジにできるという事実を知ると、自分のふがいなさが浮き彫りになり、「もっと練習しなければ!」と決意を新たにしました。
簡単ヘアアレンジが簡単じゃない!
そもそも私は三つ編みと編み込みの違いもわからないくらい、ヘアアレンジに対する知識が足りていませんでした。このため、まずは「簡単ヘアアレンジ」と銘打った動画を見て勉強することに。しかし、見る分には簡単でも、いざやってみると難しいのです。
編み込みのスタート位置が左右にずれたり、毛束が均等でなく変になったりと時間がかかる割にかわいくできないので、ついに娘から「いつものでいいよ……」と言われるようになってしまいました。
くるりんぱという光明
そんな悩みをママ友に相談すると「くるりんぱなら簡単にアレンジできるよ」と教えてくれました。結んだ髪の束を結び目に通す、通称「くるりんぱ」。不器用でも簡単にできて、見た目も華やかです。
さらに、100均で「くるりんぱメーカー」なるものを購入し、失敗知らずになりました。毛束を結び目に通すだけでさっとできる上、髪が引っ張られないので、娘も大喜び。私もほんの少し「ヘアアレンジできるママ」に近づけてほっとしています。
三つ編みや編み込みなどは不器用な私には難しいので、朝たっぷり時間がある休日限定の髪型となっています。女の子ママとヘアアレンジは切っても切り離せないので、もっと若いころから自分の髪で練習しておけばよかったです。
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監修/助産師REIKO
著者:岩崎はるか
2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。