登園ルーティーン、崩れる!
息子は保育園に登園するだけでも、こだわりがたくさんあります。 靴の履き方、履く順番、玄関を誰が開けるのか、車のドアを誰が開けるのか、どの扉から開けるのか、どの扉に誰が入るのか、たくさんの指示が息子から出てきます。保育園に着いてからも、それはそれは細かい決まりがたくさんあり、それを1つずつミスのないように親も気をつけます。
ある日次男を先に教室に預けて、その後に長男と次男がタッチする流れがあるにもかかわらず、先生が急いで次男を抱えたまま部屋に入ってしまいました。 次男とタッチできなかった長男は、「タッチしたかった! できなかったー!」と、廊下で泣きながら暴れました。
全力共感、作戦検討!
ここからが息子への語りかけタイムです。自分の焦る気持ちは排除し、長男の気持ちを理解することに全力を注ぎます。まずは共感です。「嫌だったね。タッチしたかったね。残念だね」⋯⋯これを、本気で気持ちを込めて伝えます。「パパも、悲しいよ!」と。そして、私にも反省点があれば反省します。「パパも、先生に最後にタッチさせてください、って言えばよかったね」と、自分の落ち度も伝えます。
そこから、対策を考えます。「じゃあさ、どうしたらいいかね。今日は失敗しちゃったけど、明日はどうしようかね?」と。ここまで言うと、「明日はパパ、ちゃんと言ってよ」といったように、明日の作戦を答えてくれました!
作戦成功! 絆深まる!
次の日は朝から作戦決行です。「今日はパパ、先生にちゃんと言うから、長男もタッチするんだよ! 忘れずに集中しよう!」と、半分遊びながら登園しました。この日もいくつものルーティーンをこなし、いざ次男の教室へ。
そして、作戦通りパパと長男の流れるようなコンビネーションで無事にクリアしました! そこから長男を預けるまでの時間は、仲良くお互い感謝しながらよかった点の褒め合いです。言ったことが伝わり、ましてや褒めてもくれるだなんて、また長男の成長を感じました。思っていた以上に、大きくなっていました。
怒らないことを意識し始めてから1カ月強。体感として、驚くほど長男と会話ができるようになりました。 もちろん説得がうまくいかない日はありますが、次の日にはできたりするので、潜在的に親の言葉は届いてるのだなと感じています。 これからも、決して感情的にならずに対等に接し続けていきたいです。
監修/助産師REIKO
イラストレーター/大福
著者:高橋ともゆき
男の子2人(3歳と2歳)のパパ。普段は会社員で、妻は短時間勤務で働く共働き夫婦。育児、家事について最近ブログを始める。ライティングスキルを勉強中!