妊娠31週、逆子が直ったと思ったら…
標準よりも大きめとわかったのは、妊娠31週を過ぎたころ。逆子と言われていたわが子の向きが直った日の健診です。この時点ですでに2,000gを超えており、初めての出産に不安を感じつつも、普通分娩での出産に問題はないとの医師の言葉に穏やかな日々を過ごしていました。
出産前最後の健診では推定体重が3,046gと大きめだったものの、私自身も3,000gを超えて出生しているのでそのぐらいなのかな?ぐらいの気持ちでいたのを覚えています。
13時間の陣痛の末、緊急帝王切開に
4日の予定日超過で迎えた、出産当日。陣痛が始まり病院へ。最初はパパがサポートしてくれることへの感謝もできるくらい余裕がありましたが、時間経過とともに意識がもうろうとし、破水。3時間の陣痛の末、エコーを見た先生から告げられた言葉は、「身長150cmの体では普通分娩は難しい」でした。
そこから緊急帝王切開に切り替え、無事に元気な男の子を出産しました。生まれた瞬間の力強い産声と、先生や看護師さんの「ここ数年で一番大きい」とどよめきが起こったときは、感動と驚きと笑いに包まれた瞬間でした。
無事に出産。周りからの反応は?
私は出血が多く貧血はあったものの、母子ともに健康で初めての子育てに必死になる毎日が始まりました。誰が見ても大きいわが子にかけられる言葉はさまざま。
時には、「妊娠生活の管理」や「病院側の診察が悪かったのでは?」と悲しい言葉もかけられたけれど、それよりも「きっとお母さんのおなかが居心地がよかった」「大きい子は育てやすい」。そんなあたたかい言葉に救われて、子育てに前向きになれました。
妊娠中のトラブルの有無にかかわらず、出産、そして子育てで起こることは想定外のことばかりです。大きさに不安を感じ、時には自分自身を責めてしまうことがありましたが、無事にわが子が生まれてきてくれたこと、大きいということをプラスに捉えてくれた周りの言葉に感謝しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:伊藤 美里
3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。